国際結婚はやめた方がいい?仲人が正直に言う「向かない人」の条件
国際結婚を考え始めて調べていくと、必ず「やめた方がいい」「やめとけ」という言葉に行き当たります。読むほど不安になり、決めきれないまま時間だけが過ぎている方は少なくありません。
本記事は、国際結婚相談所の仲人が書いています。立場上は「やった方がいい」と言うほうが商売になります。それでもやめた方がいい人は確かにいますので、そこを正直に書きます。
そのうえで、ネット上の「やめとけ」がどういう立場の人から発信されているのかを整理します。あなたの状況と同じ話なのかを見分けられれば、他人の後悔談に振り回されずに済みます。
その「やめとけ」は誰が書いているのか
「国際結婚 やめた方がいい」で上位に出てくる記事の多くは、すでに国際結婚して海外に移住した人の体験談です。日本に住む独身男性が、日本で暮らす前提で検討している状況とは、条件がまるで違います。
上位記事の書き手の立場
実際に検索してみると、上位に並ぶのは個人のブログやnote、そしてアフィリエイト目的の比較サイトです。相談所が書いた記事はほとんど出てきません。
体験談そのものには価値があります。ただし書き手の多くは、海外へ移住した側の視点で語っています。「後悔 帰りたい」という検索候補が出ることからも、この層の存在がうかがえます。
移住する国際結婚と、日本で暮らす国際結婚は別物
海外移住を伴う国際結婚では、言葉・仕事・在留資格・医療・親の介護といった負担が、移住した側にまとめてのしかかります。孤立も起こりやすくなります。
一方、日本人男性が日本で暮らしたまま迎える国際結婚では、生活基盤を移すのは相手のほうです。あなたが直面する課題は、仕事も住まいも変えずに家庭を築くという条件のもとで考えることになります。
同じ「国際結婚」でも、負担のかかる向きが逆です。ここを混ぜて読むと、必要以上に怖くなります。
国別の後悔談も条件が違う
検索候補には「アメリカ 後悔」「韓国 国際結婚 後悔」など国名つきのものが並びます。制度も文化も距離も違う国の話を、そのまま自分に当てはめることはできません。
まず「これは誰の、どういう条件の話か」を確認しながら読んでください。
国際結婚を検討していて判断がつかないという方は、現地とつながる仲人が個別にお答えします。
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正直に言う、やめた方がいい人の条件
次のいずれかに当てはまる方には、国際結婚をおすすめしません。相談所として、実際にお引き受けをお断りしたり、考え直すようお伝えしたりしてきたケースです。
日本人女性に相手にされないから、という理由で選ぶ人
最も多く、そして最もうまくいかない動機です。「日本で無理だから海外なら」という発想は、相手にも伝わります。
ベトナム人女性の側も、人生をかけて日本に来ます。自分が二番目の選択肢だと感じれば、関係は続きません。
相手を「若くて従順」だと期待している人
年齢が離れた結婚は珍しくありません。ただし「若い相手なら言うことを聞く」という前提を持っている方は、確実に失敗します。
来日した女性は、数年で日本語を覚え、働き、自分の考えを持ちます。それを歓迎できないのであれば、国際結婚は向きません。
家事や介護の担い手を探している人
家庭のことを一緒にやる相手を探すのは自然です。しかし介護や家業の労働力として相手を探している場合、それは結婚ではありません。
この動機は面談で見えますし、相手の家族にも見抜かれます。
経済的に余裕がまったくない人
国際結婚には、渡航費・書類の翻訳・相談所の費用など、日本国内の結婚にはない出費があります。費用の全体像はベトナム国際結婚の費用にまとめています。
生活を切り詰めてでも、と考える方もいますが、結婚後の生活のほうが長く続きます。無理な資金計画で始めると、その負担が夫婦関係に出ます。
相手の家族と関わりたくない人
ベトナムでは家族の結びつきが強く、結婚は家族同士の関係になります。仕送りや帰省の相談も出てきます。
「本人とだけ付き合いたい」という考えの方には、かなりの負担になります。
それは本当に「国際結婚だから」の問題か
失敗の要因として語られるものの多くは、国籍とは関係のない、どの結婚でも起こることです。切り分けて考えると、怖がるべき点がはっきりします。
国籍と関係ない要因
| よく挙がる失敗要因 | 国際結婚に固有か |
|---|---|
| 価値観が合わなかった | 固有ではない。日本人同士でも起こる |
| お金の使い方でもめた | 固有ではない |
| 親との関係がこじれた | 固有ではない |
| 相手が働かない・働きすぎ | 固有ではない |
| 性格が合わなかった | 固有ではない |
これらは国際結婚の話ではなく、結婚一般の話です。国籍のせいにすると、対策を打つ場所を間違えます。
国際結婚に固有の要因
一方で、確かに国際結婚だから起きるものもあります。
- 言葉が通じにくい時期がある
- 在留資格の手続きが必要になる
- 相手が日本で孤立しやすい
- 家族との距離が物理的に遠い
- 仕送りなど、送金についての考え方をすり合わせる必要がある
重要なのは、この5つがいずれも「事前に分かっていて、準備できる」種類のものだという点です。性格の不一致と違い、対策が立てられます。
離婚率をどう読むか
「国際結婚は離婚率が高い」という主張もよく見かけます。ただし引用されている数字は、計算の仕方によって意味が変わります。
分母と分子の取り方を含めた読み解きは国際結婚の離婚率は本当に高い?にまとめています。数字を見る前に、その数字がどう作られたかを確認してください。
逆に、向いている人の条件
国際結婚が向いているのは、相手を対等な大人として扱える人です。派手な条件は要りません。
相手の人生に関心が持てる
彼女がどこで生まれ、どんな家族の中で育ち、なぜ日本に来ようと思ったのか。そこに関心を持てる方は、言葉が不自由でも関係が育ちます。
決めるべきことを先送りしない
住む場所、お金の管理、子どものこと、相手の家族への支援。これらを結婚前に話し合える人は、国際結婚でうまくいきます。
逆に「なんとかなる」で進める方は、日本人同士でも国際結婚でもつまずきます。
学ぶことを面倒がらない
制度の手続き、相手の文化、少しの言葉。完璧である必要はありませんが、調べる姿勢のある方は強いです。
この記事をここまで読んでいる時点で、その条件は満たしています。
年齢や見た目に自信がなくてもよい
40代・50代からの国際結婚は普通にあります。年齢を理由に諦める必要はありません。年代別の現実は40代・50代男性の婚活の現実にまとめています。
自分が向いているかどうか判断がつかない方は、状況を伺ったうえでお答えします。
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迷っている段階でやっておくといいこと
決める前に、判断材料を増やすことはできます。いきなり入会する必要はありません。
反対されそうな相手を先に想定する
親、きょうだい、職場。誰が何を言いそうかを先に想像しておくと、実際に言われたときに動揺しません。
親に反対された場合の対処はベトナム人との国際結婚を親に反対されたらにまとめています。
費用の総額を把握する
相談所の料金だけでなく、渡航費や書類の費用まで含めた総額を出してください。数字が見えると、不安の多くは具体的な検討に変わります。
相談所を比較する
料金を公開していない相談所も多く、比較には手間がかかります。判断軸はベトナム結婚相談所の選び方にまとめています。
実際の会員を見てから決める
紹介できる相手が本当にいるのかは、入会前に確認すべき点です。「相談所にいい人がいない」と感じる構造については結婚相談所にいい女性がいないと感じる男性へで解説しています。
無料で聞けることは聞いておく
自分の年齢や条件で現実的にどうなのか、何人くらい紹介できるのか。ここは無料で聞ける範囲です。入会を決める前に、判断材料だけ取りに来てかまいません。
よくある質問(FAQ)
国際結婚は本当にやめた方がいいのですか?
一律にやめた方がいいということはありません。ただし、日本で相手にされないからという理由や、若くて従順な相手を期待する動機で選ぶ場合は、おすすめしません。
ネットの後悔談は信じていいですか?
書き手の立場を確認してください。上位記事の多くは海外へ移住した人の体験談で、日本で暮らす前提の国際結婚とは条件が違います。
国際結婚は本当に離婚しやすいのですか?
引用される数字は計算の仕方で意味が変わります。離婚率の読み方は別記事で解説しています。
40代・50代でも可能ですか?
可能です。年齢を理由に諦める必要はありません。
費用がどれくらいかかるか不安です。
相談所の料金に加えて、渡航費や書類の費用がかかります。総額を先に把握してから判断してください。
迷っている段階で相談してもよいですか?
かまいません。入会を前提としない相談も受けています。
まとめ
国際結婚をやめた方がいい人は確かにいます。日本で相手にされないからという理由で選ぶ人、若くて従順な相手を期待する人、家事や介護の担い手を探している人、資金に余裕がまったくない人、相手の家族と関わりたくない人です。
一方で、失敗要因として語られるものの多くは、国籍とは関係のない結婚一般の問題です。国際結婚に固有の課題は5つ程度で、いずれも事前に準備できる種類のものです。
ネット上の「やめとけ」を読むときは、書き手の立場を確認してください。海外へ移住した人の後悔談と、日本で暮らす前提の国際結婚は、負担のかかる向きが逆です。
向いているのは、相手を対等な大人として扱える人です。年齢や見た目の条件ではありません。
進め方の全体像はベトナム国際結婚 完全ガイド、メリットとデメリットの整理は国際結婚のメリット・デメリットにまとめています。
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(本記事は2026年8月時点の情報にもとづきます。考え方には個人差があり、ここに書いた条件がすべての方に当てはまるものではありません)
Supervisor
この記事の監修者
安仲 圭大(アオザイブライダル代表)
2021年よりベトナム・ホーチミン在住。現地で貿易を行う商社と不動産販売会社を経営し、ベトナム人仲人と日本人仲人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の国際結婚をサポートしている。
執筆協力:Pham Thi Thanh An(シニアカウンセラー)
運営情報・代表プロフィールを見る →