国際結婚で食事が合わない不安|結婚前に話す6項目と工夫
「外国人の女性と結婚したら、毎日の食事は合うのだろうか」。国際結婚を考え始めたとき、食事の不安を感じる方もいます。
食事は毎日のことなので、合わないと感じると小さな不満が積み重なりやすい分野です。一方で、国際結婚の食事の違いは、結婚前に話し合っておくことで多くを調整できます。
結論から言うと、食の好みは国籍よりも一人ひとりの違いが大きいものです。相手の国の料理を知ったうえで、毎日の食事の分担や味付け、食費などを具体的に話し合うことが大切です。
この記事は、まだお相手がいない独身の日本人男性に向けて書いています。
書き手は、ベトナム・ホーチミンに常駐するアオザイブライダルの仲人です。日本人とベトナム人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の婚活をお手伝いしています。
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国際結婚で食事が合わないと感じる理由
国際結婚で食事が合わないと感じる理由は、国の違いよりも、育った家庭の味や食事の習慣の違いにあります。食事が合うかどうかは、日本人同士の結婚でも話題になります。国際結婚の場合は、料理の種類や調味料が違う分、違いに気づきやすくなります。
食の好みは国籍より個人差が大きい
同じ国の人でも、辛いものが好きな人もいれば苦手な人もいます。日本料理が好きな外国人女性もいますし、母国の味を大切にしたい女性もいます。
「ベトナム人だからこう」「日本人だからこう」と決めつけると、相手の本当の好みが見えにくくなります。まずは相手自身が何を好きで、何が苦手なのかを聞くことから始めましょう。
毎日のことなので、小さな違いが積み重なる
食事は1日に何度もある生活の一部です。味の濃さや食べる時間、食卓の囲み方など、小さな違いが毎日続くと、気持ちの負担になることがあります。
食事の違いそのものよりも、違いを話し合えないことが不満につながりやすい点に注意が必要です。国際結婚がうまくいく人の考え方は、国際結婚がうまくいく人の7つの習慣でまとめています。
ベトナム料理と日本の食卓の違い
ベトナム料理は米が主食で日本と共通点が多い一方、調味料や香り、食卓の囲み方に違いがあります。ベトナム人女性との結婚を考えている方に向けて、ベトナムの家庭料理の一般的な特徴を紹介します。ただし、味付けや献立は地域や家庭によって大きく違います。
主食が米である点は日本と同じ
ベトナムも米が主食で、ご飯とおかず、スープを組み合わせる食卓が一般的です。日本の「ご飯と汁物とおかず」に近い形なので、なじみやすいと感じる方もいます。
麺料理のフォーは有名ですが、家庭で毎日食べるものとは限りません。ベトナムの家庭の食卓の組み立ては、ベトナム人妻の家庭料理で詳しく紹介しています。
魚醤やハーブなど、香りの違いがある
ベトナム料理では、ヌクマムという魚醤や、生のハーブがよく使われます。初めは香りに慣れないと感じる方もいれば、すぐに好きになる方もいます。
味付けは地域によって傾向があるとされ、同じ料理でも家庭ごとに配合が違います。日本で手に入る調味料と使い分けは、ベトナム料理の調味料5つにまとめています。
大皿から取り分ける食べ方もある
ベトナムの家庭では、おかずを大皿に盛り、各自が取り分けて食べる形もよく見られます。一人分ずつ盛り付ける日本の食卓とは、食べ方が少し違います。
食卓での作法の違いは、ベトナムの食事のマナーで紹介しています。どちらが正しいということではなく、ふたりで心地よい形を選べば十分です。
結婚前に話し合っておきたい食の6項目
結婚前には、食事の担当・味付け・外食の頻度・食材・行事の料理・食費の6項目を話し合っておくと安心です。食事の違いは、結婚してから気づくと話し合いにくくなります。交際中のうちに、次の6項目を少しずつ確認しておきましょう。
| 項目 | 話し合いたい内容の例 |
|---|---|
| 毎日の食事の担当 | 誰が作るか・平日と休日で分けるか |
| 味付け | 濃さ・辛さ・苦手な食材 |
| 外食の頻度 | 週に何回くらいか・どんな店か |
| 食材の手に入りやすさ | 相手の国の食材をどこで買うか |
| 行事の料理 | 正月や家族の行事に何を食べるか |
| 食費 | 毎月いくらまでか・誰が管理するか |
6項目は、一度に全部を決める必要はありません。デートや電話の中で、自然な話題として1つずつ聞いていくと話しやすくなります。
1. 毎日の食事の担当
毎日の食事を誰が作るかは、共働きかどうかでも変わります。「料理は妻がするもの」と決めつけず、ふたりの働き方に合わせて分担を考えましょう。
平日は作れる方が作り、休日は一緒に作るなど、柔らかく決めておく方法もあります。
2. 味付けと苦手な食材
味の濃さや辛さの好み、どうしても食べられない食材を、お互いに伝えておきます。アレルギーや体質で食べられないものがある場合は、早めに共有することが大切です。
宗教上の理由で食べないものがあるかも、確認しておくと安心です。
3. 外食の頻度
外食が好きな人もいれば、家で食べたい人もいます。週にどのくらい外食したいか、どんな店に行きたいかを話しておくと、食費の話もしやすくなります。
4. 食材の手に入りやすさ
日本で暮らす場合、相手の国の食材がどこで買えるかは大切な話題です。住む地域によって、手に入る食材の種類は変わります。
相手が母国の料理を作りたいときに、食材をどう買うかを一緒に考えておきましょう。
5. 行事の料理
正月や誕生日、家族の行事に何を食べるかも、国や家庭によって違います。ベトナムでは旧正月(テト)に特別な料理を用意する家庭もありますが、内容は地域や家庭で異なります。
どちらの国の行事を、どのくらい大切にしたいかを聞いておくと、結婚後に迷いにくくなります。
6. 食費
食費をいくらまでにするか、誰が管理するかは、生活費全体の話につながります。相手の国の食材は割高になることもあるため、食費の考え方をすり合わせておきましょう。
お金の話は切り出しにくいものですが、食費のような身近な話題から始めると話しやすくなります。
結婚後の食事や生活費の話し合い方を相談したい方は、仲人が状況に合わせてお答えします。
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食事が合わないときの3つの工夫
国際結婚で食事が合わないときは、両方の料理を取り入れる・一緒に作る・譲れない点を決めるの3つが役に立ちます。食事の好みは、話し合っても完全に一致するとは限りません。違いがあることを前提に、ふたりで続けやすい形をつくることが大切です。
1. 両方の国の料理を取り入れる
毎日の献立を、どちらか一方の国の料理だけにしない方法です。たとえば、日本の料理とベトナムの料理を日ごとに入れ替える家庭もあります。
1回の食事に、両方の国のおかずを1品ずつ並べる方法もあります。お互いが母国の味を楽しめるため、どちらか一方が我慢し続ける形を避けられます。
2. 一緒に料理を作る
相手の国の料理を一緒に作ると、味付けの理由や食材の使い方が分かります。自分の好きな料理を相手に教えるのも、お互いを知るよい機会です。
料理は、言葉が十分に通じなくても一緒に楽しめる時間です。相手の母国の味を知ることは、相手の家族や育った環境を知ることにもつながります。
3. 譲れない点と合わせられる点を分ける
食事の好みには、どうしても譲れないことと、合わせられることがあります。お互いに「これだけは譲れない」という点を1〜2個に絞って伝えると、話し合いが進みやすくなります。
たとえば「朝はご飯と味噌汁がいい」「辛すぎる料理は苦手」などです。譲れない点以外は、相手の好みに合わせてみる柔らかさも大切です。
交際期間のうちに食事の相性を確かめる
食事の相性は、交際期間のうちに一緒に食事をする機会を重ねて確かめるのがおすすめです。食事の好みは、プロフィールの文字だけでは分かりにくいものです。実際に一緒に食事をすると、食べるペースや好きな料理など、多くのことが自然に見えてきます。
一緒に食事をする機会をつくる
外食だけでなく、可能であれば相手の手料理を食べたり、一緒に料理をしたりする機会をつくりましょう。相手の母国の料理店に一緒に行くのもよい方法です。
ベトナムの代表的な料理は、ベトナムの有名な食べ物15選で紹介しています。相手と話すきっかけとして、好きな料理を聞いてみるのもおすすめです。
仲人としておすすめしていること
当相談所の交際期間は、原則3か月です(延長は相談できます)。仲人としては、交際期間のうちに食事の分担や食費も含めて、結婚後の暮らしを話し合うことをおすすめしています。
当相談所の女性会員では、お酒を「飲まない」と登録した方が88.7%でした(母数1,755名・2026年9月5日時点)。晩酌の習慣がある方は、食卓でのお酒の考え方も話しておくとよいでしょう。
会員の集計は登録値をまとめたもので、紹介できる人数や結婚を保証するものではありません。詳しい集計は、ベトナム人女性会員の統計で公開しています。
国際結婚の食事のよくある質問
国際結婚の食事について、婚活を考える男性からよくある質問にお答えします。相手の国の料理が口に合わなかったら、結婚は難しいですか?
相手の国の料理が口に合わなくても、結婚が難しいとは限りません。両方の国の料理を取り入れたり、味付けを調整したりする方法があります。大切なのは、合わない点を正直に、相手を傷つけない言い方で伝えることです。
ベトナム人の妻は、毎日ベトナム料理を作るのですか?
ベトナム人女性でも、作る料理は一人ひとり違います。日本の料理が好きな方もいれば、母国の味を大切にしたい方もいます。結婚前に、どんな料理を作りたいかを本人に聞いてみてください。
料理ができないのですが、国際結婚では不利になりますか?
料理ができないこと自体が、不利になるとは限りません。料理の分担は、ふたりの働き方や好みに合わせて決めるものです。一緒に作りながら覚えていく方法もあります。
日本でベトナムの食材は手に入りますか?
ベトナムの食材は、住む地域によって手に入りやすさが変わります。アジア食材を扱う店や通信販売を使う方法もあります。どこで買うかは、相手と一緒に調べておくと安心です。
まとめ:国際結婚の食事は話し合いで調整できる
国際結婚の食事の違いは、結婚前に具体的に話し合い、ふたりで続けやすい形をつくることで調整できます。- 食の好みは、国籍よりも一人ひとりの違いが大きいものです
- ベトナム料理は米が主食で共通点も多く、味付けは地域や家庭で違います
- 結婚前に、食事の担当・味付け・外食・食材・行事の料理・食費の6項目を話し合いましょう
- 合わないときは、両方の料理を取り入れる・一緒に作る・譲れない点を決めるの3つが役に立ちます
食事は、ふたりの暮らしの楽しみにもなる時間です。違いを知ること自体を楽しみながら、ふたりらしい食卓をつくっていきましょう。
結婚後の暮らしを具体的に考えながら婚活を始めたい方は、まずはLINEで気軽にご相談ください。
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Supervisor
この記事の監修者
安仲 圭大(アオザイブライダル代表)
2021年よりベトナム・ホーチミン在住。現地で貿易を行う商社と不動産販売会社を経営し、ベトナム人仲人と日本人仲人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の国際結婚をサポートしている。
執筆協力:Pham Thi Thanh An(シニアカウンセラー)
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