国際結婚に年収はいくら必要?ビザの目安と女性の希望年収
「自分の年収で、外国人女性と結婚できるのだろうか」。国際結婚を考え始めたとき、年収が気になる方もいると思います。
国際結婚と年収の関係は、1つの数字では答えられません。配偶者ビザの審査、お相手の希望、結婚にかかる費用、結婚後の家計で、年収の意味がそれぞれ違うためです。
この記事は、まだお相手がいない独身の日本人男性に向けて書いています。国際結婚に必要な年収の考え方を4つに分け、公的な情報と当相談所の会員データで整理します。
書き手は、ベトナム・ホーチミンに常駐するアオザイブライダルの仲人です。日本人とベトナム人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の婚活をお手伝いしています。
ご自身の年収で婚活を始められるか気になる方は、今の働き方をLINEで伝えるだけでも相談できます。
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国際結婚に年収はいくら必要?4つに分けて考える
国際結婚の年収は、配偶者ビザ・お相手の希望・結婚費用・結婚後の家計の4つに分けて考えると整理できます。「国際結婚には年収○万円が必要」という情報を見かけても、何の基準かで意味が変わります。4つの年収の意味は次のとおりです。
| 年収を考える場面 | 誰が・何を見るか |
|---|---|
| 配偶者ビザの審査 | 出入国在留管理庁が、夫婦で安定して暮らせるかを見る |
| お相手の希望 | 女性が、結婚相手の条件として年収をどう考えるか |
| 結婚にかかる費用 | 婚活や結婚準備に使える予算があるか |
| 結婚後の家計 | 夫婦の暮らしと、仕送りなどの支出を続けられるか |
4つの場面では、求められる金額も判断する人も違います。1つずつ順に確認していきましょう。
配偶者ビザに年収の基準はある?
配偶者ビザに法令で決まった年収の基準はなく、専門家が示す目安は年収250万円と300万円に分かれます。外国人女性と結婚して日本で暮らす場合、女性は在留資格「日本人の配偶者等」を得る必要があります。在留資格とは、外国人が日本に住むための資格のことで、一般に配偶者ビザと呼ばれます。
公式の案内に金額は書かれていない
出入国在留管理庁の案内では、日本での滞在費用を証明する資料として、住民税の課税(又は非課税)証明書と納税証明書を求めています。証明書は、滞在費用を支払う方の直近1年分です。
課税証明書で証明できない場合は、預貯金通帳の写しや、雇用予定証明書などを提出します。日本人の夫は、身元保証書も提出します。
一方で、公式の案内ページに「年収○万円以上」という金額の記載はありません。2026年9月25日に、当相談所が公式ページで確認しました。
専門家の目安は250万円と300万円に分かれる
配偶者ビザを扱う行政書士事務所の解説では、次のような目安が示されています。
- 行政書士事務所UBIQ:月20万円・年収250万円を審査の境目として解説
- さむらい行政書士法人:年収の目安はおおよそ300万円と解説
どちらの事務所も、目安の金額があれば必ず許可されるわけではない、という立場です。収入の安定性や貯蓄など、夫婦の状況によって判断は変わると説明しています。
目安は書き手によって異なるため、1つの数字だけを基準にしないようにしましょう。ご自身の収入で申請できるかは、申請前に行政書士などの専門家に確認してください。
金額より「安定して続く収入か」が問われる
審査では、夫婦が日本で安定して暮らせるかが確認されます。年収の額だけでなく、仕事を続けているか、税金を納めているかも書類に表れます。
転職したばかりの方や自営業の方は、課税証明書だけでは状況が伝わりにくい場合があります。預貯金や雇用の見込みなど、補える資料を早めに確認しておきましょう。
配偶者ビザの手続き全体は、ベトナム人配偶者ビザの解説で説明しています。
女性は結婚相手の年収をどう見ている?
当相談所の女性会員1,770名では、お相手の希望年収を「気にしない」とした方が52.0%で最も多くなっています。年収への不安は、ビザだけでなく「相手の女性に選ばれるか」という点にもあると思います。当相談所の女性会員が、プロフィールに登録した希望年収を集計しました。
女性会員の希望年収(2026年9月5日時点)
| 希望する年収 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 気にしない | 920名 | 52.0% |
| 300万円以上 | 80名 | 4.5% |
| 400万円以上 | 403名 | 22.8% |
| 500万円以上 | 322名 | 18.2% |
| 600万円以上 | 39名 | 2.2% |
| 上記以外 | 6名 | 0.3% |
母数は、希望年収の登録がある1,770名です。600万円以上には、700万円以上・800万円以上の希望を含みます。
「気にしない」「300万円以上」「400万円以上」を合わせると、1,403名(79.3%)になります。一方で、400万円以上・500万円以上を希望する会員も、合わせて4割ほどいます。
希望年収の数字の読み方
集計は、プロフィールの年収欄だけを数えたものです。年齢や住まいなど、他の希望と組み合わせた人数ではありません。
年収を「気にしない」女性にも、年齢や結婚後の暮らしなど、他に大切にしている希望があります。特定の年収の男性に合う人数を示すものではないため、個別の条件は仲人に確認してください。
年齢や住まい、日本語の力などの集計は、ベトナム人女性会員の統計で公開しています。
国際結婚にかかる費用も年収と別に考える
国際結婚では、婚活の料金に加えて、渡航費や結納などの結婚準備の費用を、年収とは別の予算として考えます。年収が配偶者ビザの目安を超えていても、結婚までにかかる費用の準備は別に必要です。国際結婚の費用は、大きく分けて次の3つです。
- 結婚相談所の料金(入会金・月会費・お見合い料・成婚料)
- 渡航費・滞在費(現地でお見合いや結婚式をする場合)
- 結納や結婚式、手続きの費用
費用は、お相手の住まいや結婚式の形によって大きく変わります。日本在住の女性と国内で会う場合は、渡航費がかからないこともあります。
アオザイブライダルの料金(2026年9月時点・税別)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入会金・登録料 | 3万円 |
| 月会費(基本コース) | 月1万円 |
| 月会費(BIU連盟併用コース) | 月1万3,000円 |
| お見合い料(対面・オンライン) | 1回1万円 |
| 成婚料(基本コース) | 90万円 |
渡航や結婚準備、行政書士への依頼費用は、上記の料金とは別にかかります。結納に関係する費用は、当相談所では約100万円からを目安としてご案内しています。
最新の料金は料金ページで確認できます。総額の考え方は、ベトナム国際結婚の費用で詳しく整理しています。
年収と貯蓄から、どのくらいの予算で婚活を進められるかは、仲人と一緒に試算できます。
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結婚後の家計で考えておきたいこと
結婚後の家計では、夫婦の生活費に加えて、奥さまの仕事と家族への仕送りの考え方を話し合っておくことが大切です。国際結婚の暮らしで必要なお金は、日本人同士の結婚と大きくは変わりません。そのうえで、国際結婚ならではの項目があります。
奥さまが働くかどうか
配偶者ビザ(日本人の配偶者等)では、就労の制限がありません。奥さまが日本で働けば、世帯の収入は夫の年収だけではなくなります。
ただし、働くかどうかは本人の希望や日本語の力、子育ての状況によって変わります。共働きを前提にするかどうかは、交際中に話し合いましょう。詳しくはベトナム人妻の仕事の記事で紹介しています。
家族への仕送りと帰省の費用
国際結婚では、奥さまの実家への仕送りや、帰省の渡航費を家計に組み込むことがあります。仕送りをするかどうか、金額をどうするかは家庭によって異なります。
結婚前に話し合い、夫婦で納得できる形を決めておくと安心です。考え方はベトナム人との結婚と仕送りで整理しています。
年収に自信がない男性が婚活前にできること
年収に自信がない方は、収入を証明する書類をそろえ、使える予算と暮らしの希望を先に整理しておくと婚活を進めやすくなります。年収が目安に届かないからといって、国際結婚をあきらめる必要があるとは限りません。婚活を始める前に、次の3つを確認しておきましょう。
収入を証明する書類を確認する
結婚相談所の入会でも、配偶者ビザの申請でも、収入の証明が必要です。当相談所でも、入会時に源泉徴収票などの収入証明書類をご提出いただいています。
住民税の課税証明書は、住んでいる市区町村の窓口などで取得できます。自営業の方は、確定申告の内容が課税証明書に反映されているかも確認しておきましょう。
入会時の確認については、結婚相談所の入会審査の記事で説明しています。
使える予算と期間を決める
年収だけでなく、貯蓄から婚活と結婚準備にいくら使えるかを決めておきます。活動する期間の目安も決めると、月々の負担を見積もりやすくなります。
国内で会える日本在住の女性から始めるか、現地も含めるかでも費用は変わります。会い方の違いは、結婚相談所で外国人女性と出会うにはで比べています。
年収以外に伝えられることを整理する
プロフィールでは、年収のほかに仕事の内容や働き方、休日の過ごし方も伝わります。結婚後にどんな暮らしをしたいかを言葉にしておくと、お相手が将来を想像しやすくなります。
当相談所の仲人は、プロフィール作成の段階から一緒に内容を考えます。年収の数字だけで判断されないよう、伝え方も相談してください。
国際結婚と年収のよくある質問
国際結婚と年収について、婚活を考える男性からよくある質問に仲人がお答えします。年収200万円台でも国際結婚はできますか?
年収だけで結婚できるかどうかは決まりません。配偶者ビザには法令で決まった年収の基準はなく、専門家の目安は250万円と300万円に分かれます。貯蓄などで補える場合もあるため、申請の見通しは行政書士に確認してください。
配偶者ビザの審査で、奥さまの収入は合算できますか?
出入国在留管理庁の案内では、滞在費用を支払う方の課税証明書などを提出します。夫婦の収入をどう示すかは状況によって異なるため、個別に行政書士へ確認してください。
女性会員は年収の高い男性しか選ばないのですか?
当相談所の女性会員1,770名では、希望年収を「気にしない」とした方が52.0%で最多です。一方で、400万円以上・500万円以上を希望する方もいます。年収以外の希望も含めて、紹介できる方を仲人が確認します。
無職や転職直後でも入会できますか?
当相談所では、入会時に収入証明書類を確認しています。現在の状況で入会できるかは、書類の内容を含めて個別に確認するため、LINEでご相談ください。
まとめ:国際結婚に必要な年収は4つに分けて考える
国際結婚に必要な年収は1つの数字では決まらず、ビザ・お相手の希望・結婚費用・家計の4つに分けて考えることが大切です。- 配偶者ビザに法令で決まった年収の基準はなく、専門家の目安は250万円と300万円に分かれます
- 当相談所の女性会員では、希望年収を「気にしない」方が52.0%で最多です
- 婚活の料金や渡航費、結納などの費用は、年収とは別の予算として考えます
- 結婚後は、奥さまの仕事や家族への仕送りも含めて家計を話し合います
年収への不安は、数字を確認して整理すると、次にやることが見えてきます。ひとりで悩まずに、まずは今の状況を聞かせてください。
年収や予算を伝えたうえで、自分に合う婚活の進め方を知りたい方は、LINEで気軽に質問してみませんか。
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参考
- 出入国在留管理庁:在留資格「日本人の配偶者等」(日本人の配偶者である場合)
- 行政書士事務所UBIQ:配偶者ビザ申請に必要な収入目安
- さむらい行政書士法人:配偶者ビザ取得には年収はどのくらいあれば安心か
公的案内・専門家の解説・当相談所の公開情報を2026年9月25日に確認しました。料金や審査の運用は変わることがあるため、お申し込みや申請の前に最新の案内をご確認ください。
Supervisor
この記事の監修者
安仲 圭大(アオザイブライダル代表)
2021年よりベトナム・ホーチミン在住。現地で貿易を行う商社と不動産販売会社を経営し、ベトナム人仲人と日本人仲人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の国際結婚をサポートしている。
執筆協力:Pham Thi Thanh An(シニアカウンセラー)
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