国際結婚は何組に1組?日本の件数推移と相手国の変化【最新統計】
国際結婚は、日本でどのくらい行われているのでしょうか。珍しいことなのか、それとも身近なことなのか。数字で確かめたい方に向けた記事です。
結論からお伝えすると、2024年の公的統計から計算すると約26組に1組です。感覚論ではなく、実数で確認できます。
本記事では、厚生労働省の人口動態統計と総務省統計局の国勢調査という一次資料だけを使います。件数の推移、夫婦の組み合わせ、妻の国籍別の内訳、そして「何組に1組」の計算方法まで順に整理します。
国際結婚そのものの利点と注意点は、国際結婚のメリット・デメリットで別途解説しています。
結論|2024年の国際結婚は約26組に1組です
厚生労働省の人口動態統計2024年確定数では、婚姻485,092組のうち国際結婚は18,420組で、約26組に1組の計算です。ここでいう国際結婚とは、統計上の「夫妻の一方が外国人」の婚姻を指します。2024年の実数は次のとおりです。
- 婚姻の総数は485,092組です
- うち夫妻の一方が外国人の婚姻は18,420組です
- 割合は18,420÷485,092で約3.8%です
- 485,092÷18,420は約26.3となり、約26組に1組と言い換えられます
出典は、政府統計サイトe-Statに掲載されている人口動態統計の確定数です。表「夫妻の国籍別にみた年次別婚姻件数・百分率」で、どなたでも確認できます。
学校の1クラスや職場の1部署を思い浮かべると、イメージしやすい頻度ではないでしょうか。少なくとも、統計のうえで極端に珍しい選択とは言えません。
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国際結婚の件数の推移|1965年から2024年まで
夫妻の一方が外国人の婚姻は1965年の4,156組から2006年の44,701組まで増え、2024年は18,420組です。まず、長期の推移を主要な年で押さえましょう。人口動態統計の確定数から抜粋しました。
| 年次 | 婚姻総数 | 夫妻の一方が外国人 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1965年 | 954,852組 | 4,156組 | 約0.4% |
| 1980年 | 774,702組 | 7,261組 | 約0.9% |
| 1990年 | 722,138組 | 25,626組 | 約3.5% |
| 2000年 | 798,138組 | 36,263組 | 約4.5% |
| 2006年 | 730,973組 | 44,701組 | 約6.1% |
| 2010年 | 700,222組 | 30,207組 | 約4.3% |
| 2015年 | 635,225組 | 20,984組 | 約3.3% |
| 2020年 | 525,507組 | 15,452組 | 約2.9% |
| 2024年 | 485,092組 | 18,420組 | 約3.8% |
出典:厚生労働省「人口動態統計(確定数)」夫妻の国籍別にみた年次別婚姻件数・百分率(e-Stat)。割合は各年の実数から計算しています。
流れは大きく4つの局面に分けられます。
- 1980年代後半に急増しました。1985年の12,181組が1990年には25,626組になっています
- 2006年に44,701組でピークを迎えました。割合では約16組に1組です
- 2007年以降は減少に転じ、2020年には15,452組まで下がりました
- 2022年以降は17,685組・18,475組・18,420組と、1.8万組前後で推移しています
割合の面では、2024年の約3.8%はピーク時の約6.1%より低いものの、1990年の約3.5%を上回っています。件数の増減を見るときは、分母である婚姻総数そのものが減っている点にも注意が必要です。
夫婦の組み合わせ|夫日本人・妻外国人が約6割です
2024年の国際結婚18,420組の内訳は、夫日本人・妻外国人が11,517組、妻日本人・夫外国人が6,903組です。「何組に1組」の中身を、夫婦の組み合わせ別に見てみましょう。
- 夫が日本人・妻が外国人の婚姻は11,517組で、全体の約62.5%です
- 妻が日本人・夫が外国人の婚姻は6,903組で、全体の約37.5%です
2つを足すと18,420組になり、総数と一致します。
推移にも特徴があります。妻日本人・夫外国人の婚姻は、1991年以降おおむね6,000〜8,000組台で推移しています。一方、夫日本人・妻外国人の婚姻は、2006年の35,993組から2024年の11,517組まで大きく変動しました。国際結婚全体の件数の増減は、主に後者の動きで説明できる構図です。
妻の国籍別の内訳|中国に次いで「その他の国」が多い
夫日本人・妻外国人の婚姻11,517組の内訳は、中国3,287組が最多で、ベトナムを含むその他の国3,060組が続きます。2024年の妻の国籍別の件数は次のとおりです。人口動態統計の国籍区分をそのまま使っています。
| 妻の国籍 | 2024年の婚姻件数 |
|---|---|
| 中国 | 3,287組 |
| その他の国 | 3,060組 |
| フィリピン | 2,460組 |
| 韓国・朝鮮 | 1,177組 |
| タイ | 824組 |
| ブラジル | 271組 |
| 米国 | 265組 |
| ペルー | 111組 |
| 英国 | 62組 |
| 合計 | 11,517組 |
出典:厚生労働省「人口動態統計(確定数)」2024年(e-Stat)。夫が日本人の婚姻のみの集計です。
ここで大切な注意点があります。人口動態統計の国籍区分に、ベトナムという独立の項目はありません。ベトナム人女性との婚姻は「その他の国」3,060組の中に含まれています。
ピークだった2006年と比べると、区分ごとの動きの違いが見えてきます。
- 中国は12,131組から3,287組になりました
- フィリピンは12,150組から2,460組になりました
- 韓国・朝鮮は6,041組から1,177組になりました
- その他の国は3,299組から3,060組で、水準をほぼ保っています
さらに、その他の国の推移を細かく見ると、2013年に1,853組まで減った後、2024年の3,060組まで増えています。国名つきの区分が軒並み減るなかで、対照的な動きです。
この「その他の国」の中で何が起きているのかを、次の章でベトナムに絞って確認します。
ベトナム人妻の夫婦はどれくらい?国勢調査でみる変化
国勢調査では、夫が日本人・妻がベトナム人の夫婦は2015年の2,925組から2020年の6,079組へ約2.1倍になりました。人口動態統計で確認できない国籍は、総務省統計局の国勢調査で補えます。国勢調査には、夫と妻の国籍の組み合わせ別に夫婦の数を集計した表があるからです。
数え方の違いに注意してください。人口動態統計はその年に届け出られた婚姻の数、国勢調査は調査時点に存在している夫婦の数です。
夫が日本人・妻がベトナム人の夫婦は、次のように変化しました。
- 2015年調査では2,925組です
- 2020年調査では6,079組です
5年間で約2.1倍です。2020年調査の外国人妻の国名別では、中国85,956組、フィリピン69,186組、韓国・朝鮮43,469組、タイ16,472組に次ぐ5番目の多さでした。2015年調査の6番目から、順位を1つ上げています。
なお、夫がベトナム人・妻が日本人の夫婦も、478組から923組へ増えました。
出典:総務省統計局「国勢調査」夫の国籍・妻の国籍別夫婦数(2015年・2020年、2020年は一般世帯の集計)。
数の増減について統計から言えるのは、ここまでの範囲です。ベトナム人女性との結婚の進め方や手続きは、ベトナム国際結婚の完全解説で全体像をまとめています。出会いの方法から比較したい方は、ベトナム婚活の方法と進め方をご覧ください。
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「何組に1組」の計算方法|分母と分子をそろえる
何組に1組の値は、その年の婚姻総数を分母、夫妻の一方が外国人の婚姻件数を分子とする割り算で求めます。この記事の「約26組に1組」は、次の手順で計算しています。ご自身で最新の数字に更新するときも、同じ手順で再現できます。
- 分母を決めます。その年の婚姻の総数です。2024年は485,092組です
- 分子を決めます。夫妻の一方が外国人の婚姻件数です。2024年は18,420組です
- 分子を分母で割ります。18,420÷485,092は約0.038、つまり約3.8%です
- 分母を分子で割ると約26.3になり、約26組に1組と言い換えられます
注意したいのは、この値が年によって変わることです。ピークの2006年で同じ計算をすると、約16組に1組になります。「何組に1組」という表現を見かけたら、どの年の数字か、出典は何かをセットで確認することをおすすめします。
また、婚姻件数と離婚件数の割り算で作られる「離婚率」には、別の注意点があります。分母と分子が別の集団になる問題は、国際結婚の離婚率の数字の読み方で詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
統計に関する質問は、何組に1組か・最多の年・妻の国籍で多い国・離婚率の4点に集中します。日本の国際結婚は何組に1組ですか?
2024年の人口動態統計確定数から計算すると、約26組に1組です。婚姻総数485,092組のうち、夫妻の一方が外国人の婚姻が18,420組で、割合は約3.8%です。値は年によって変わるため、年次と出典をセットで確認してください。
国際結婚の件数が最も多かったのは何年ですか?
人口動態統計で確認できる1965年以降では、2006年の44,701組が最多です。割合でも約6.1%と高く、約16組に1組の計算でした。2024年は18,420組で、ピーク時の4割ほどの水準です。
日本人男性と結婚する外国人女性の国籍はどこが多いですか?
2024年の統計では中国が3,287組で最多です。次いでベトナムなどを含む「その他の国」が3,060組、フィリピンが2,460組と続きます。ベトナム単独の件数は人口動態統計に区分がなく、国勢調査では夫が日本人・妻がベトナム人の夫婦が2020年時点で6,079組です。
国際結婚の離婚率は高いのですか?
よく引用される離婚率は別々の集団同士の割り算のため、その値だけでは判断できません。計算のからくりと公的統計の実数は、国際結婚の離婚率は本当に高い?で詳しく解説しています。
まとめ|国際結婚は統計のうえで珍しい選択ではありません
日本の国際結婚は2024年で約26組に1組であり、実数を確認すると統計のうえで珍しい選択とは言えません。最後に、この記事の要点を整理します。
- 2024年確定数では、婚姻485,092組のうち国際結婚は18,420組です
- 割合は約3.8%で、約26組に1組の計算です
- 件数のピークは2006年の44,701組で、2022年以降は1.8万組前後で推移しています
- 夫日本人・妻外国人が11,517組で、全体の約6割を占めます
- 国勢調査では、妻がベトナム人の夫婦が5年で約2.1倍になりました
本記事の数値は、人口動態統計の確定数と国勢調査の公表値をもとにしています。新しい確定数が公表され次第、数値を更新していきます。
統計の確認は、ここまでで一区切りです。次に確かめたいのは、ご自身の場合に出会いがどう始まるかではないでしょうか。LINEでは2,000名以上のベトナム人女性会員から、毎日プロフィールを配信しています。無料相談とあわせて、実際の雰囲気からご覧ください。
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参考(一次情報)
Supervisor
この記事の監修者
安仲 圭大(アオザイブライダル代表)
2021年よりベトナム・ホーチミン在住。現地で貿易を行う商社と不動産販売会社を経営し、ベトナム人仲人と日本人仲人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の国際結婚をサポートしている。
執筆協力:Pham Thi Thanh An(シニアカウンセラー)
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