同じアジアでも、ベトナムと日本では、文化や習慣、生活はかなり違ってきます。ベトナム女性と出会い、デート、交際を開始、恋愛時代が終わり、婚約や結婚の段階となりますが、両国の差異を知っておくとスムーズに、結婚にすすむことができます。
ベトナムの平均年収
ベトナム人の2019年の国内平均年収は、日本円で約41万円程度です。月収換算で約3万4千円となります。
ベトナムの金銭感覚
ハノイなどのベトナム北部では、預金をする習慣があります。子供の進学や家の建築の費用、ブライダル費用などになります。ホーチミンなど南部では、給与が入ったら、使ってしまう傾向があります。あまり、貯金をしません。ベトナムの男女ともに、お金は家族の共有財産であると考えています。個人の所有意識はあまりありません。
食生活
味付け
日本の味付けに比べて、甘いです。味付けが合わなかったら、調理の最後の味付けだけ変えるという方法もあります。
朝ごはん
朝ごはんは通学、通勤の途上の屋台でフォーを食べる人が多く、小さめのフランスパンにレバーペーストや野菜をはさんだベトナムサンドイッチ「バインミー」も人気です。
スープ
ベトナムでは、家庭でも外食でも食事には、スープがつきます。ごはんにスープをかけて、お茶づけのようにして食べることがあります。
料理は大皿で、直箸禁止
ベトナム料理は、大皿で出され、小皿に取り分けます。他の人の分を取り分ける時は、直箸禁止で箸を逆さまにして取り分けます。丼(どんぶり)に口をつけずに必ずスプーン使います。
晩酌
ベトナム人は、あまり晩酌をしません。ベトナムでは家で一人で飲む人はあまりいません。お酒は、みんなで集まって飲むのがほとんどです。お酒は、ビールが人気で、氷を入れて、飲みます。ベトナム女性は、20%程度、飲酒の習慣があるのに対して、男性は50%程度、飲む習慣があります。
ご飯を床に並べる
ベトナムの家庭の宴会などでは、テーブルや椅子を使わずに床に料理を並べます。
味付けを変えても問題なし
ベトナムでは、お店でも家庭でも、出された料理を自分好みに味を変えても、マナー違反になりません。
教育
2021年、ジェトロ日本貿易振興機構の調査統計では、小学校の就学率 100%で中学校就学率 92.8%、高校の卒業率 98.3%、大学への進学率 28.3%と先進国と同程度です。ベトナムは教育熱心な国です。ベトナムは、このように教育水準は高いですが、地域の格差、南北格差が大きいのが現状です。
宗教
ベトナムでは、無宗教の人が多いですが、宗派は、多いのが仏教徒、その次にカトリックとなります。ベトナムは54の民族からなる多民族国家で、多数を占めるのがキン族です。キン族が仏教徒(大乗仏教)なので、仏教が一番多くなっています。ベトナムの宗教は、調査では、無宗教が74%となって、無宗教の国言えますが、日本と似ていて、無宗教者の多くは仏教徒、行事だけの仏教徒で、仏教的行事には参加します。
生活習慣
日本だとマナー違反ですが、ゴミを床や路上に捨てる習慣が残っています。ただし、日本で生活しているベトナム女性はこういった行動はしません。
お昼寝の文化
ベトナムには、中国と同じように昼寝の習慣があります。ベトナムの昼間は日差しが強すぎるため、お昼寝をする習慣があります。休日は、多くの人が昼寝をして、日暮れ以降に活動を再開します。ベトナムの若者や交際中のカップルが行く場所は、夜のライトアップの場所が、ベトナムでは非常に多いです。日本ではあまり考えられませんが、暑い国なので、日本なら、朝から夕方までが、人々の活動時間ですが、ベトナムでは、夕方から夜中にかけてが、恋人たちに限らず、外に行くのであれば、その時間帯が活動時間になっているようです。
ベトナム人の意識調査
公益財団法人日本財団の2019年に調査したベトナム18歳意識調査、社会や国に対する意識調査によれば、ベトナム女性は、経済問題、貧困問題、教育問題に関心が高くなっています。
- ベトナム人女性の「自身について」というアンケート結果では、将来の夢を持っているという人が90.2%でした。
- 解決したい社会課題のアンケート結果では、貧困が58.9%で、教育全体のレベルを上げたいが64.7%でした
- さらに、社会的弱者に対する差別をなくすが56.9%でした。
- 自分の国が将来、どのような国になって欲しいかというアンケート結果では、国民の幸福度が高い国が68%で、経済的に豊かな国が49.4%でした。
- さらに、教育水準が高い国が51.4%の回答がありました。