ベトナム女性と出会って国際結婚するということは、ベトナムの義理の親や、親類ができます。ベトナムに知り合いや親戚がいれば、ベトナムに預金投資ということも、一般の日本人より有利にすすめることができます。ベトナムは、共産主義社会であるため、日本から投資するとなりますとハードルが高くなりますが、身内がベトナム人ということであれば、そのハードルも低くなると思います。
ベトナム人の預金投資
ベトナムでは定期預金の年利、金利は、6～8%位もあります。ジェトロ 日本貿易振興機構によりますと、消費者物価上昇率は、3%前後で推移しているので、インフレ率を入れたとしても、日本よりは金利によるリターンは十分にあります。
ベトナムの銀行の口座開設は、従来であれば、観光者や出張者でもできていましたが、2019年から国家銀行の通達によって、12か月のベトナムへの居住資格がある人しか開設できないようになりました。ベトナム女性と結婚して、ベトナムに親類や家族がいれば、口座の開設もお願いできます。ベトナム人女性との交際や国際結婚を利用して資産を増やすことができます。金利が金利は、6～8%という数字は、日本の昭和の高度経済成長期でもなかった非常に高い数字です。インフレ率を差し引いても、かなり魅力のある金利だと思います。
ベトナム経済は、世界の中でもひときわ好調です。ベトナムは発展途上国で急激な高度経済成長を遂げています。ビジネスを拡大させるために、多くの海外投資家、企業誘致や国内のインフラの整備を実施しています。
金利の高さは、資金を国内だけでなく海外から集めたいので金利を高く設定して、融資国にもメリットがあるようにしています。ベトナム人パートナーが持っている銀行口座を利用しても構いませんが、銀行ごとの金利を確認して金利が高い銀行で口座を作り直してもよいかもしれません。
ベトナムの銀行で、口座の開設に必要な物は次のとおりになります。
- 人民証明書
- ベトナムドン
- 口座開設手数料
- キャッシュカード発行手数料
- ベトナムの携帯電話番号
- 現地の住所
ベトナム人の金銭感覚
ベトナムでは、ハノイなどベトナムの北部などでは貯蓄をする習慣がありますが、それは子供の進学や家の建築の費用、ブライダル費用などです。金利が高いから貯金をするという考えを持っている人は少ないと思います。また、男女ともにお金は家族の共有財産であるとの認識があります。個人の所有意識はあまりないとされています。
ホーチミンなどの南部では、給与が入ったら、お金が手に入ったら、使ってしまう傾向が強いです。特に、南国気風のある南部では、あまり貯金をしません。ホーチミンなどの南部は、暖かくて、野菜や果物、魚介類の食べ物が豊富に手に入ります。日常の食べ物に困ることはありません。他の南国の国と同じように、給与が入ってきたら、使ってしまう傾向があります。
ベトナムの中部は、漁港が数多くあるので、海の幸が豊富に手に入ります。そのために南部と同じように貯金をする習慣はあまりありません。
中部と南部の人は、給料日に貯金する人もいますが、ほとんど使ってしまう人も多くいます。給料日から1週間程度のあいだに、家族などでショッピングモールなどに出かけて、買い物や食事を楽しんで、お金をつかってしまいます。日本では、少ない習慣かもしれませんが、世界の国の中では、このような考え方は、めずらくありません。日本が、世界的に、異常に貯金率の高い国なので、日本と比較すると、どうしても、ベトナムは、貯蓄の感覚が低いということになってしまいます。
ベトナムの高金利は非常に魅力的です。せっかく、ベトナムに義理の家族ができたのであれば、結婚後に、毎月いくらと貯金額を決めて、積み立て預金をしてもいいかもしれません。ただし、最近の貯蓄率の統計を見ると、日本の貯蓄率は低下傾向にあり、近い将来、ベトナムと日本の貯蓄率は、かなり近づいてくるかもしれません。
ベトナムの休日の代表で旧正月のテトというのがありますが、テトの期間中、親類、友人、親せきが集まって宴会などをします。テト前には、ベトナム人は家族といっしょに買い物に行って、大量の食材、調味料、お茶、お酒、お菓子などを買いだめします。また、帰省の手土産を買うのもこの時期になります。貯金は、テトのお金を貯金することが多いとされています。基本的には多くのベトナム人は、必要以上の預金をしません。将来のために余計な預金をせずに、今を楽しみたいと言う人も多くいます。
預金として銀行にお金を預けるベトナム人は少ないわけですが、ベトナムのお金持ち、資産家は現金を不動産や金、ゴールドに変える傾向が強くあります。不動産は、ベトナムでは所有できませんが、永続的な使用権を購入することが可能です。金、ゴールド資産の購入は、日本以外の国では、活発ですが、ベトナムでも、預金より人気があります。預金は、銀行や国が破たんすれば、意味がなくなってしまいますが、金、ゴールドは、たとえ外国に行ってもその価値は担保できます。
