ベトナム女性と国際結婚、ベトナムへの今後の投資

高度経済成長中のベトナム

ベトナムは、国の方針として、多くの自由貿易協定を締結するなどして、経済発展をすすめている最中です。ベトナムには、経済発展の基盤として、豊富な労働人口と安い労働コストがあります。海外からのベトナムへの直接投資は増加傾向にあって、ベトナムから海外への輸出額も近年順調に増えています。産業のハイテク化がすすんで、産業構造が第一次産業から、二次、三次産業となって、製造業からサービス業へと移行しています。

ベトナム製の輸入品の代表な品物は、衣料品や靴などですが、最近では、輸出でハイテク製品が増えています。韓国のサムソンは、ベトナム国内に工場を数か所持っていますし、サムソンのスマートフォンの半数以上はベトナムで製造されています。今までの一次産業から軽工業へと発展させて、ハイテク産業へと移行しています。

ベトナムは、高度経済成長を継続中で、ちょうど、日本の1970年頃の高度経済成長の状況に近いと考えられます。ベトナムは1995年にアメリカと国交回復をして以来、アセアン、ASEAN東南アジア諸国連合にも加盟しています。

TPP

環太平洋経済連携協定、TPPとは、太平洋を囲む国同士で関税などをなくして、自由貿易化を確立する経済的な枠組みのことです。

シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナムで交渉が開始され、マレーシア、メキシコ、カナダ、日本が交渉に参加して、11カ国で交渉が行われています。

これらの国の関税が撤廃されれば、貿易の相手国から買ってもらうのが簡単になります。その結果として、輸出の増加が見込まれています。TPPは、消費者にもメリットがあって、関税が撤廃されたなら、輸入コストが少なくなるため、安い輸入食料品を国民の手に入るようになります。TPP加盟11ヵ国の1人当たりGDPを比較しますと、ベトナムがかなり低くなっています。TPPが発効したことで、ベトナムに労働集約的な産業の需要が高まると予想されていて、大きな恩恵をもたらすと考えられています。

最近のベトナムの主要な輸出品目は、電子製品、縫製品、靴などになっています。電子製品は、ベトナムのアジア地域の生産ネットワークへの参入にともなっていて、急速に輸出を伸ばしています。ベトナムはTPPに参加することで、多国籍企業のサプライチェーンへの参加を目指しています。

ベトナムの経済の今後

ベトナムの人口は96,208,984人で、このうち男性は47,881,061人(49.8%)、女性は48,327,923人(50.2%)です。人口規模は世界で15位となっていて、東南アジアにおいてはインドネシア、フィリピンに次ぐ3位にあります。年齢構成では、ベトナムのほうが若い人が多くなっています。具体的には構成比で、15歳以下が24.3%、15歳以上64歳以下が68%、65歳以上が7.7%を占めており、比較的若年層の多い人口構成となっています。平均結婚年齢は、全国で25.2歳、男性は27.2歳、女性は23.1歳となっています。ベトナムでは都市部での人口の増加が著しく、GDPも右肩上がりで、中間層の増加が目立っています。

このように、今後の経済については、ベトナムは、しばらくは経済成長を続けていくと見られています。ハノイなどベトナムの北部では貯蓄をする習慣がありますが、それは、子供の進学や家の建築の費用、ブライダル費用などになっています。ホーチミンなど南部の地域などは、給与が入ったら、使ってしまう傾向があります。あまり、貯金をしません。ベトナムは、消費が旺盛な国です。貯蓄する人は、どこの国も年配者が多く、消費と生産は、若い人が担っています。国の人口構成が、若い人が多いということは、経済成長の可能性が高いということになります。

ベトナム経済は、世界の中でも絶好調です。ベトナムに知り合いなどがいれば、ベトナム投資ということも、一般の日本人より有利にすすめることができます。