フォトウェディングとは?国際結婚カップルの新しい結婚式のスタイル

結婚も様変わりしています。お見合いをして、仲人をたてて、両家が顔合わせをして、会場を決めて、挙式をして、披露宴、新婚旅行、従来はこのような手順ですすめていましたが、結婚を写真だけで、済ませてしまおうという結婚式の新しい潮流があります。

フォトウェディング

結婚式や披露宴は行わないですが、ドレスや着物を着て、記念に写真撮影をするというわけです。簡単に言えば、写真だけの結婚式ということになります。挙式、結婚式や披露宴をせずに、婚姻届けのみで、結婚する場合など、写真だけでも、結婚式の雰囲気を残そうとして、写真の結婚式という意味において、最近は、フォトウェディングだけをする人が増えています。新郎新婦の二人だけのためではなくて、両親、親戚、友人などのためにも、写真だけ記念に撮っておこうというケースも増えています。

従来は、結婚式ができない事情があったり、費用面などの事情などで、結婚式を挙げられなかったり、または挙げられなかった夫婦が、写真だけでも結婚式の衣裳でその姿を記念に残しておきたいというケースがあって、それに応えるかたちで始まったのが、フォトウェディングで、写真撮影の結婚式です。従来のようなスタイルで、神様の前や人前で結婚を誓うこともありませんが、記念などで実施するケースも多くあり、新しい結婚式の一つとして注目されています。

別撮りや前撮りは、フォトウェディングとは違います。前撮りや後撮りは結婚式をあげることを前提にしていて、結婚式の一部ですが、フォトウェディングとは異なります。フォトウェディングは、親戚や友達、両親、仲人を招待することもありませんし、会場の演出をしたりすることもありません。結婚式を挙げるよりも安くて手軽なため、結婚式をする費用が足りないという方はもちろん、他に人前は恥ずかしいとか再婚なのでお披露目は控えたいとかの要望に応じたものになっています。新郎新婦の好きなロケーションで、来賓者の都合を考えずに、好きな時に、自由に写真に残せるのがフォトウエディングのメリットになります。

多くの人の前で行う結婚式とは違って、二人だけで写真撮影に集中できますので、自由な思い通りの写真に仕上げることができます。また、撮影に合わせた小物や演出のアイテムを選ぶことができます。新郎新婦の自由な表現を尊重できるので、場合によっては、私服やウエディング関係とは関係なくても、お気に入りの衣裳での撮影ができる式場もあって、衣裳選びの選択肢が広がります。

撮影スポット

人気が高いのは次の3つのスポットです。

  • 美しいステンドグラスのチャペル
  • 青い海をバックに
  • 和装姿で神社や日本庭園

もっとも、撮影地は、自由に決めることができますので、海外旅行が好きであれば、海外の風光明媚なところで撮影してもよいでしょう。イタリア、フランス、ハワイ、オーストラリアなどが人気です。その他、日本国内なら、沖縄の石垣島、京都の祇園、東京の東京駅、北海道の富良野、金沢の兼六園などが人気です。

撮影費用

費用はピンからキリまでありますが、5万円未満が一番多いです。最近では、データをDVDに入れてくれたり、紙のアルバムをつくってくれるところもありますし、データのスライドショーにしてくれるところもあります。

依頼先

フォトウエディングの依頼先は、写真の専門業者が多くなりますが、撮影で本当のウエディングドレスの姿や白無垢姿を写真で残しておきたいとか、両親や親戚に見せたいという要望の場合は、結婚式場のフォトプランを利用する人も多くいます。フォトスタジオや写真専であれば、フォトウェディングのプランも充実しています。結婚式場であれば、撮影スタジオはありますし、チャペルやガーデンなどもありますので、撮影スポットが充実しています。親戚、親族の集合写真を撮ることもできます。

衣装

撮影で新婦が着た衣装ですがウエディングドレスが一番多くて、次いで、カラードレス、続いて、色内掛・引振袖という感じです。現実には、多くの人は、撮影を申し込んだところに衣装もセットで予約をしています。

スケジュール

ふたりだけの撮影であれば、両家の両親、仲人、親戚、会場の都合を気にする必要はりません。ふたりだけのスケジュールやタイミングで撮影できます。スケジュールの例としては、次のとおりとなります。

  • スタジオ検討を検討します(3ヶ月前程度)
  • フォトウエディングをするフォトスタジオやカメラマンをさがします(2~3ヶ月前)
  • スタジオに行って、プランの内容や日程を調整して、予約をします(1~2ヶ月前)
  • フォトウエディングの当日に着るドレスや着物などの試着をして、気に入れば、衣装を予約してしまいます