ベトナム女性と国際結婚、ベトナムの経済成長は好調

ベトナムでお見合いしたり婚活して夫婦になれば、ベトナムの義理の親や、親戚ができることになります。ベトナムの経済は、世界の中でも好調で、ベトナムに知り合いがいれば、ベトナムに投資ということも、一般の日本人より有利にすすめることができます。ベトナムは、共産主義社会なので、日本から投資するとなると、ハードルが高いのですが、身内がベトナム人ということになれば、そのハードルも低くなると思います。

人口ボーナス期

ベトナムの経済成長が続く理由のひとつに「人口ボーナス期」というのがあります。「人口ボーナス期」とは、総人口に占める生産年齢、15歳以上、65歳未満の人口の比率が高い時期と言う意味で、ベトナムではこれが2040年頃まで続く見通しとなっています。今は、ベトナムは、人口ボーナス期の真っただ中にあります。

ベトナムではGDPは6%前後の成長がずっと続いていますが、この高い経済成長率が持続する可能性が高いとされています。世界的にも、日本が、貯金率の高い国であって、日本と比較すると、どうしても、ベトナムは、貯蓄感覚が低いということになります。

ただし、日本の最近の貯蓄率の統計を見ますと、日本の貯蓄率は、年々、低下傾向にあって、近い将来、ベトナムと日本の貯蓄率は、かなり近づいてくると言われえています。

ベトナムの女性の地位

ベトナムは、今も、男性が優位な社会ですが、家庭においては、女性に権限があります。ベトナム女性は、家族に対する愛情が強くて、家族を優先的に考えています。

ベトナム女性は、ベトナム男性よりも金銭感覚にきびしくて、無駄遣いをすることも少ないと言われていますが、家族の中の子供の健康につながることなど、家族のためであれば、思い切って、お金を使うという考え方が多くのベトナム女性にあります。このような、考え方は、日本にも長く、根強くありますので、ベトナムと日本の違いは少ないように思いますし、今後は少なくなってくると思われます。

日本と同じように、ベトナムのさらなる経済成長は、この女性がいかに今後、経済活動を押し上げるように、経済社会で活躍できるかどうかにかかっていると思われます。

給料日にショッピングや食事を楽しむ

ベトナム人は、たしかに貯金する人もいますが、給料日ほとんど使ってしまう人も多くいます。給料日から約1週間ほどで、家族といっしょにショッピングモールなどに出かけて、買い物や食事を楽しみます。この旺盛な消費意欲が、今後も、ベトナムの経済成長を後押しし続けると思います。日本は、高度経済成長期は、預金が投資に回って、消費も今より旺盛だったので高い経済成長を遂げました。今の日本は、消費意欲が少ないのに、貯蓄意識だけが、従来どおり高いために、経済が停滞していると言われています。

ベトナムの旧正月「テト」

ベトナムの休日の代表で旧正月にあたるのがテトです。テトの期間中は、親せきなどが集まって、宴会をしたりします。テト前であれば、ベトナム人は家族といっしょに買い物に行って、大量の食材や調味料、お茶、お酒、お菓子などをたくさん買い込みます。ベトナムでは、貯金と言えば、テトのためにお金を貯めることが多いとされています。

多くのベトナム人は、基本的に必要以上の預金をしません。所得が少ないということもありますが、単に将来のためだけに、たくさんの預金をせずに、今の楽しみのためにお金を使うのがベトナム人です。この考え方が続く限り、ベトナムの経済成長は続くと思われます。

マイホーム購入

ベトナム人とって、家を持つことが、一人前の人間だと考えています。住宅購入のために頭金を貯めて、残りの分は、親族から借入して、家を購入するケースがベトナムでは多いです。最近では、銀行などから借入するケースも増えてきましたが、親族、親戚からの借入が多いと言われています。

また、持ち家のタイプでは一軒家の人気が一番高くて、マンションタイプの家は住居用ではなくて、投資用として考えている人が多くなります。

このようにベトナム人の預金は、目的のある貯蓄です。日本人のように漠然と将来不安で預金しません。預金が必ず、消費につながっているので、今後もベトナムの経済成長は続いていくでしょう。

ベトナムでは土地は国の所有物なので、土地の使用権だけが権利として認められています。ベトナム人やベトナム企業の場合であれば、永久使用権があります。

貯蓄

ベトナムでは、預金を銀行に預けるベトナム人は少なくて、資産家などは現金を不動産や金(ゴールド)に変える傾向があります。金のほうが、国際的に価値が高いということかもしれません。

最近のベトナムの総貯蓄率は、2021年に34.3%をとなって。前期2020年の25.4%と比べるとかなり増えてきています。理由はわかりませんが、長い間、貯蓄率は、低い水準で推移していましたが、2020年と2021年は、大きな増加がみられました。ベトナムの生活が変わりつつあるのかもしれません。