ベトナム人はコーヒーが好きな人が多くカフェでのデートもオススメです

ベトナム人がこよなく愛するコーヒー。ベトナムと言えばコーヒーを思い浮かべる人が多いと思います。ベトナムのコーヒーのこと、ベトナム女性がデートによく使う「カフェ」のことをまとめてみます。

ベトナムの歴史とカフェ

ベトナムのコーヒーやカフェは、ベトナムの歴史と大きく関わりをもっています。フランスとアメリカ、特にフランスのカフェがベトナムやアジアで浸透、大きな影響を与えたと言えます。

フランス領インドシナ時代

ヨーロッパの大国がこぞって植民地を世界中でつくっていた植民地時代、ベトナムの植民地化を目指していたフランスは、1883年の国際条約によってベトナムを保護国化しました。フランスは、ベトナムへの宗主権を主張して、認めない清朝(中国)を清仏戦争で撃破して、1885年の天津条約で清の宗主権を否定しました。1887年にはフランス領インドシナ連邦ができて、ベトナムはカンボジアとともに連邦になって、フランスの植民地となりました。

ベトナム戦争

フランスの後を継いだアメリカは、ソビエトなどと東西冷戦に巻き込まれて、1965年2月7日、アメリカ軍が北爆を開始して、ベトナム戦争が始まりました。ベトナム戦争の終わったのは、1975年4月30日のサイゴン陥落で、親アメリカ政権が倒された年でした。このようにフランスは、1883年~1965年まで82年間、アメリカは、1965年~1975年の10年間もの長い間、関わって、文化面でも、この2大国は、100年弱の長きにわたって大きな影響をベトナムに与えてきました。その欧米の文化の象徴的存在が今回のカフェということになります。

ベトナムのカフェ

特にフランス文化の影響受けたのは旧南ベトナムのホーチミンでした。おしゃれなカフェや、ユニークで若者に人気のあるカフェなど、いろいろなカフェがいたるところにあります。もちろん、ホーチミンだけでなく、ハノイもカフェがたくさんあります。

ベトナムコーヒー

ベトナムで栽培できたコーヒー豆の主流はロブスタ種だったために、苦みと焦げた匂いが強くて、ブラックで飲むにはむずかしいタイプのコーヒーでした。その苦味を抑えるために、ベトナム人はミルクではなくて練乳を入れて、甘さとミルクのコクでコーヒーを飲むようにしました。

このように、甘さと濃いミルクが合うコーヒーですから、スイーツとの相性はバツグンです。若い女性にとても人気がある理由がここにあります。ベトナムだけではなくて、日本でも人気があって、わざわざ日本からカフェのためにベトナムに行く観光ツアーもあるほどです。

ベトナムのコーヒーは、今や世界でもブラジルと肩を並べる輸出量です。味わい深いベトナムのロブスタ種は、ヨーロッパからのカフェめぐりの旅行者にも人気で、本格的なおいしさとのことです。

カフェでデート

カフェはベトナム人とのデートで定番のコースになっています。カフェならコーヒーや紅茶とケーキなどがありますし、暑いベトナムでもカフェに行けばクーラーが効いていますので快適です。

カフェは、いまやベトナム観光の定番と言えるようになっています。日本であれば、京都へデートで行って、京料理店に行くような感じです。本場のベトナムコーヒーを楽しみながら、カフェでデートはおすすめです。

多くの観光客が訪れるホーチミンであれば、伝統的なベトナムコーヒーや美味しいスイーツを出すお店、おしゃれなインテリアで過ごせるカフェまで、いろいろなカフェに行くことができます。また、多くのカフェでは、ネットが使えるようにWi-Fiが設置されているカフェが多いので、若い人に人気があります。

ミルクティー

最近は、学生や若い女性のあいだで、ミルクティーが飲めるカフェがとても人気があります。日本でもブームになって、いろいろお店ができています。

例えば、ホーチミンの街中では、ミルクティー専門のカフェがたくさんあります。ミルクティーの専門店を選ぶときは、お相手の好みを聞いて選んだ方がよいでしょう。デートの相手に好きなお店を聞いてみるといいです。できるだけ女性に聞いたほうが無難です。

ソファやテーブルなどが落ち着いたお店、コーヒーや紅茶がおいしいお店、ケーキなどのスイーツがおいしいお店など、いろいろあります。

いずれにしても、ベトナム人女性とカップルになったら、メインのデートスポットとして、交際がすすんできたら、時間つぶしやデート場所のつなぎに使うのがおすすめです。待ち合わせの場所にするのもいいですね。