ベトナム人女性と国際結婚、 日本とベトナムの結婚式の違い

招待状

結婚式は、基本的には招待状が来て出席します。日本では当たり前のことですが、招待状がない人が友達と一緒に参加しても、基本的に問題ありません。では、なぜ、招待状を送るのか?招待状というより、案内であって、お友達といっしょに来てくださいという感じです。だいたい結婚式の1週間から2週間前に、新郎新婦から招待状(案内状)が送られてくることになります。この招待状をもって、式場に行きます。

会場に入る

開始時刻の数十分前に会場に入ります。ここで、日本と違うのは、例えば、30分とか1時間前に行っても、日本であれば、誰かいるかもしれませんが、ベトナムの場合、早く行っても、誰もいない可能性があります。ベトナム語が堪能でないあなたが1人で行く場合は、早く行き過ぎないことをおすすめします。招待状には一般的に開場時刻や開始時刻が書いてありますが、開場時刻に会場に行っても、会場には誰もいないことが多いです。「開場時刻」は気にせず、「開始時刻」の20分~30分前ぐらいに行くのが日本人としてちょうどよい感じです。また、服装については、男性の場合、必ずしもスーツにネクタイである必要はありませんが、個人的には、ここでおしゃれをしておくと目立って、カッコいいかなとも思っています。女性の場合、普段着はジーンズにサンダルなど、ラフな格好の人であっても、披露宴となれば着飾って、みんなで写真撮影大会が開かれる感じになるので、多少派手目なぐらいがちょうど良いかもしれません。ベトナムの結婚式は日本の結婚式と比べるとカジュアルです。 マナーや礼儀というより、みんなで新郎新婦をお祝いし、楽しんで幸せを共有する場になります。 結婚式披露宴で違いますが、会場での座る席の場所は、事前に座席が決まっている場合と、会場に着いた人から自由に着席していく場合の2つがあります。

受付をする

受招待状などが入っていた封筒にご祝儀を入れて、受付でお祝い金の箱などに入れ、記帳します。ベトナムでは、当日の招待客リストをつくったり、招待客の出欠の管理などは特にしないようです。主催の花嫁花婿も結婚式披露宴の予算は、基本的にはどんぶり勘定で料理などの準備をしているようです。ご祝儀を渡す時に、新郎新婦への手書きメッセージを書く場合もあります。ご祝儀を納める前後で、メッセージも一緒に書いてあげたほうが喜ばれます。

記念撮影をする

開始30分前であれば人も少ないので、新郎新婦がいれば、この時に記念撮影をしたらよいでしょう。ベトナム人は、とても写真好きなので、プロのカメラマンがいるケースが多いです。プロのカメラマンがプロのカメラで撮影してくれます。

着席して披露宴の開始を待ちます

新郎新婦は招待客などの来客対応で忙しくなってくるので、記念撮影が終わったら着席して、式が始まるのを待ちます。ここで、日本と違う大きな点があります。ベトナムの結婚式披露宴では、日本のように、テーブルや席が決まっていません。座ったら、ビールなどの飲み物が運ばれてくると思うので、運ばれてきたら、一人でも遠慮なく飲み始めましょう。乾杯の音頭がまだなくても、頂いて結構です。来た人順で、乾杯の音頭を自分たちでとって、飲み始めます。乾杯の音頭は、個人に任されていて、来た人から飲み始めて盛り上がっておきます。結婚式会場で座る席の場所は、日本の結婚式と同じく事前に座席が決まっている場合もありますが、会場に着いた人から自由に着席していく場合のほうが多くあります。結婚式会場や新郎新婦の考えなどによって違うため、会場に到着したら確認するようにしたほうがよいでしょう。

結婚式披露宴の開始時間

着席すれば、おつまみや軽食をいただいたりして、ビールを飲み始めます。招待状に書かれた開催時間ぴったりには始まらないことも多くあります。みんなが集まってきた頃に、式全体を始める場合が多くなります。席にも、日本のように名前カードが用意されていることはほとんどありません。自由席がおおいのですが、前方の席は家族席の場合もあるので、それらの席は避けたほうがよいでしょう。

新郎新婦の登場

ハノイやホーチミンなどの都会のホテル会場なら華やかな演出があったり、地方の田舎なら会場外からフラワートンネルをくぐって、音楽があって新郎新婦が登場したりします。

カラオケタイム

食事を楽しんだあと、壇上でプロの演奏家が曲を演奏したりします。日本と違うのは、地方の場合では、参加者が壇上に上がって、カラオケを歌い始めることがあります。

食事が終わったら

食事が終わったら、退席しますが、日本との大きな違いは、散会、お開きの合図、アナウンスはありません。みなさん、勝手に退場していきます。