ベトナムの結婚式は白い服でも問題なし
ベトナムでは、白い服での参加も認められています。白い服装での参加も多く見られます。日本では、披露宴に出席する時の服装にはいろいろなルールがあるのですが、ベトナムでは、服装に関しては、ルールはあまりありません。日本では、白い衣装は、基本的に花嫁とかぶってしまうので、一般的には遠慮すべき服装となっています。結婚式場で、白いドレスは、花嫁のウエディングドレスと同じなので、まず不可です。
普段着で結婚式に参加してもいい
ベトナムで結婚披露宴の参加者の服装ですが、特に男性の場合、普段着の人が多くいます。例えば、Tシャツやジーンズにスニーカーなどで参加することがあります。日本では、マナー違反と認識する人が多いですが、ベトナムでは文化の違いでラフな服装も認められています。ただし、ラフな服装で参加という傾向は地方の田舎で顕著ですが、ハノイやホーチミンなどの都会では、スーツにネクタイの人も多くいます。特に花嫁花婿が勤める会社の同僚の場合は、スーツとネクタイが多いです。
ベトナム人の男性たちは、デニムにポロシャツ、Ｔシャツ、スニーカーであれば、間違いなく普段着ですが、その背景には理由があります。特に地方の場合、３日ほど結婚式（挙式や披露宴を含む）をするのですが、それだけ長く結婚式をしていると、近所の人はもちろんのこと、町内の人や、離れた友人とまでもいかなくても知り合いが結婚式を知って、飛び入り参加することがあります。そうすることも認められています。
ベトナムの地方においては、そのような飛び入り参加も認めているのです。ですから、近所の人や、町内のひとが、普段着のまま参加することも珍しくないというわけです。とはいえ、女性はワンピースを着ている人が多いようです。ワンピースにネックレスと準フォーマル風にしている女性は多いようです。やはり、女性の方が男性より着飾っている感じが一般的です。アオザイを着ている女性もいます。
ベトナムの結婚式の服装のイメージですが、男性は白シャツにズボン、女性はシンプルなワンピースとパーティードレスが無難なような感じがします。日本においては色によってはマナー違反になりますが、ベトナムでは基本的に何色を着ても問題ありません。男性の場合であれば、普段のビジネススーツにネクタイをしめていれば十分な服装です。女性の場合であれば、アオザイを着て参加する人もいますが、パーティー用のドレスやシンプルなワンピースでも問題ないというところです。普段より、すこしおしゃれな服装で綺麗な服を着ていけば問題ありません。
ただし、新郎新婦と家族の両親は別です。新郎新婦は、結婚式用のアオザイかウエディングドレス、ご両家の両親は、結婚式ようの衣裳が一般的です。現地のベトナム女性と日本に住む日本人が結婚するのであれば、たとえば、両家が顔合わせするようなタイミング、もしくは、もし仲人がいるのであれば、そのような文化の違いを説明しておいたほうがよいでしょう。説明していないと、ベトナムで披露宴をする場合、もし、ご両親がそのことを知らないと会場でびっくりするかもしれません。
女性のメイクやヘアスタイル
結婚式に参加となると、日本では美容室で髪の毛をセットしてもらい、場合によっては、メイクしてもらう人がいますが、ベトナムでは、単なる参加者でそこまでする人はほとんどいないようです。少しメイクを濃くしたり、アクセサリーをつけたりして、いつもより少しおしゃれにする程度で十分なようです。ただし、このことも、地域によって違いがあり、ハノイやホーチミンなどの都市部では、日本のように、それなりにおしゃれをして、参加する人もいます。都市部では、最近は披露宴会場も、おしゃれな演出等をしてるので、ベトナムの文化とは別に、若い人はおしゃれをして、参加する傾向にあります。
その他日本の結婚式との違い
披露宴に遅れて参加
結婚披露宴に遅れてくる人がベトナムでは、よくいます。ベトナムの披露宴は、近所の人の飛び入りがあったり、自由に出入りすることができるためです。日本では披露宴は、基本は、遅れないようにするのが原則です。開始時間の少し前には到着するようにしています。
家族や友達を連れていく
ベトナムの結婚披露宴では、近所の人など、勝手に家族や知人、友達を披露宴に連れて行くこともありますが、日本でそれをすることはまず、ありません。
途中で帰る
ベトナムの結婚披露宴では、自分の飲食が終わったら、自由解散が基本です。披露宴が終了していなくても、帰るのは自由です。日本では、新郎による中締めの挨拶や披露宴終了後のお見送りなどもあります。特別な理由がない限り、途中で退席は、マナー違反になってしまいます。
席の座り方
結婚式会場で座る席の位置は、日本の結婚式と同じように事前に座席が決まっている場合もありますが、会場に着いた人から自由に着席していく場合が多いです。
