国際結婚でベトナム人女性と交際、ベトナム女性の恋愛観

ベトナム人女性の恋愛や結婚に求めていること

  • 「Tinh yeu」 読みは、ティン イエウ 意味は「愛」です
  • 「Tai nang」 読みは、タイ ナン 意味は「才能」です
  • 「tien」 読みは、ティエン 意味は、「お金」です

この3つの頭文字を取って「3T」と言われています。日本でバブル時代に流行った「3高」に似ていますね。

日本で結婚相手の条件に求めていた「三高」とは

「三高」とは、「高学歴」、「高収入」、「高身長」の適齢期の男性を指します。1980年代末のバブル景気全盛期に、適齢期の日本人女性が結婚相手の条件として挙げたことで、流行しました。昭和では、まだ、仲人を立てたお見合い結婚が多く行われていて、女性側から仲人にお願いする条件として、この「三高」がもてはやされました。現状のベトナムは、日本や欧米の先進国と違って、GDPも年々着実に増えており、ちょうど、日本の高度経済成長だった昭和時代の様相を示しています。ベトナム人女性の恋愛観も社会情勢に大きく影響を受けていると思います。調査によりますと、ベトナム人の2019年の国内平均年収については、日本円に換算して、約41万円となっています。 月収に換算すると、約3万4千円の収入ということになります。日本人に「お金」を期待するのも当然かもしれません。

ベトナム人は恋愛に前向き

ベトナム人の気質として、2019年の公益財団法人日本財団「ベトナム18歳意識調査ー社会や国に対する意識調査」の調査結果で、「将来の夢を持っていますか?」という設問に対して、ベトナムの18歳は、92.4%もの高い割合で、「持っています」と回答しています。このことは、恋愛意識にも影響を与えていると推測され、前向きな意識が感じられます。日本は、この設問に対して、欧米とアジアの主要国の中で最下位で、60.1%という低い結果となりました。最近の恋愛意識についても、積極的でない若者意識に影響しているのではないかと思います。 *公益財団法人日本財団は、旧財団法人日本船舶振興会で、競艇の収益金を使って、海洋船舶関連事業の支援や福祉事業、国際協力事業をしている公益財団法人です。

ベトナムの結婚事情

ベトナムの結婚観は、ハノイやホーチミンなどの都市部と、農村部などの地方では、結婚事情もかなり違っていますので、結婚観も相当違うと思います。特に、ベトナムの地方都市では、20代前半に結婚して出産を経験する女性が多くなっています。2019年7月発表の国税調査によりますと、ベトナムの人口は2019年4月時点で約9,600万人で、人口は世界15位となります。東南アジアの中では、3位と人口の多い国です。そんなベトナムの婚姻率は、66.9%で、15歳以上に限定すると77.5%の人が結婚をしています。婚姻率は農村部が高く、結婚時期が早くなっています。農村部においては、親同士が結婚相手を勝手に決めて、初対面同士の新郎新婦が結婚するという風習が残っている村もあるようです。農村部では、25歳を過ぎて未婚の女性は、「問題がある」と思われてしまう風潮があり、農村部を中心に、地方では今でもそういった風潮が主流と言われています。30歳を過ぎてしまったら、結婚は無理だと言われてしまいます。25歳を過ぎたから、両親と親族から、結婚のプレッシャーを強く受けるようです。このように、都市部と地方では、ベトナム人の結婚観はかなり違ってきます。

ベトナムのいま

多くの人がベトナム人女性の特徴として「家族を大切にすること」をあげます。女性だけでなくて、男性も女性も家族を大切にします。両親などの身近な家族だけではなくて、祖父母、親類なども大切にします。家族を犠牲にしてまで会社の残業や休日出勤をすることはありません。とりわけ、子供に対する執着も強く、子孫を残すこともとても重要です。結婚を急ぐのもそのあたりの事情があるからです。ベトナム人女性は家族や親せきのために尽くしますが、近所の人や身の回りの人に対してもベトナム人は世話好きなところがあります。家族の延長として、周りの人をとらえている傾向にあります。また、ベトナム人はゲンキンなところがあり、職業や結婚もお金を基準にすることがあります。ベトナムは、今まさに、日本の高度経済成長期にあります。今日より明日のほうが金銭的に豊かになっているので、世の中のお金が右肩上がりで上向いている状態です。お金を物差しにするのも当然かもしれません。先進国では、高度経済成長が終わって、経済的な豊かさより、心や環境の豊かさを求めるようになっていますが、ベトナムでは、経済的な豊かさをメインにしているように思われます。 預金についても、ハノイなどの北部では、貯金する習慣はありますが、多くのベトナム人はお金があれば、あるだけ使ってしまいます。お金を使うことの楽しみをよく知っているとも言えるかもしれません。