ベトナム人女性と国際結婚、ベトナムの食事のときのマナー

ベトナム女性と交際、デートなどをして、カップルになれば、今後の結婚に向けて、ベトナム人の家族との会食もありますし、食事のマナーを身に着けておいたほうがよいかもしれません。

ベトナム料理の味付け

ベトナムの食堂やレストランで提供される料理の味付けは、シンプルなさっぱり味が基本になっています。辛い味、すっぱい味、濃厚な味が好きな人にとって、物足りなく感じてしまったり、刺激が足りないということになります。

調味料で料理の味を変えるのが前提

ベトナム人の味の好みが薄口というわけではありません。辛い、すっぱいなど、いろいろな調味料を使って自分の好みに料理をアレンジしていくのがベトナムのスタイルになっています。定番の調味料と言えば、甘口醤油、チリソース、にんにくと唐辛子を漬け込んだピリ辛の酢などです。コショー、ケチャップや唐辛子のみじん切りなども必ず置いてあります。それらの調味料を直接つけたり、自分好みのオリジナルのソースをつくってみたり、それぞれ好みの食べ方を楽しむようになっています。

味変してもOK

ベトナムでは、出された料理を自分好みにいろいろ味付けをしても、マナー違反ではありません。日本では、出された料理に、しょうゆやソースなどをかけるくらいならOKですが、調味料や香辛料をたくさんかけるのは、あまりよく思われませんので、日本とベトナムは感覚が違うといえます。

家庭でも味変は問題ありません

ベトナムでは、結婚後に、家庭の料理を食卓で料理の味を自分好みに勝手に変えてしまうのは、特に問題になりません。ベトナムでは、料理の食べ方が日本より、自由度が高いと言えます。それは、たとえ招待された家庭でも同じです。出された料理をより美味しく食べるために、味を自分好みに変えてしまうことを、むしろ推奨されています。

大皿料理を取り分けるときに直箸は禁止

ベトナム料理の特徴としては、大皿で出されて、それを小皿に取り分けます。レストランで、複数人で外食をする時も、それぞれが料理を注文するのではなくて、サラダ、魚料理や野菜料理などを大皿で出してもらい、それをみんなで、取り分けて食べます。料理を自分の皿にとる際には、直箸でもよいのですが、他人の分を取ってあげる時は取り分け用の箸を使うか、自分の箸を反対側にして、取り分けるのがマナーになっています。

年長者の号令で食べる

家庭などでの食事は、年長者が声をかけてから、一斉に食べ始めるのが、多くの家庭で、しきたりとなっています。

家庭では晩酌しない

日本では、家で食事の際に晩酌をすることがありますが、ベトナムでは日常的に家で飲む人はあまりいないようです。お酒についてはみんなで集まった時にだけ飲むものという考えがあるようです。

ご飯を床に並べる

ベトナムでは、自分の家に、親戚や友人を、とくにたくさん、大勢招いて宴会をすることがあります。ベトナムの家は、それほど大きくなく、多くの人が、大きな家に住んでいるわけではないので、ベトナムの家庭で宴会をする場合には、テーブルや椅子を使わず床に料理を並べてしまいます。日本でも、テーブルの広さより、床の広さが広いわけですから、合理的と言えば、合理的ですが、日本では、そういったスタイルはピクニックぐらいです。日本にベトナム人女性をむかえる場合は、食事は机に出すものと伝えたほうがよいかもしれません。

お椀やどんぶりに口をつけない

日本人はに味噌汁などの汁物を飲むときには、お椀に口を付けて飲みます。しかし、ベトナムでは、レンゲやスプーンを使って飲むことにがマナーとなっています。例えば、日本人がベトナムでフォーなどを食べに行き、食器に口をつけてスープを飲んだ場合、ベトナムではマナー違反になってしまいます。ベトナムに何日間か滞在したら、必ず、汁物は食べるので、注意した方がよいでしょう。ベトナム人は、汁物やスープが大好きなので、何度も食べる機会があると思います。また、どんぶりに入った、ご飯ものでも、どんぶりなどに口を付けるのはマナー違反になってしまいます。必ずスプーンやレンゲを使うようにします。

鍋のお玉の置き方

ベトナムも鍋料理がたくさんあります。鍋を頂く時のお玉の置き方ですが、そのお玉は鍋の中に入れたり、おいてはならないことになっています。鍋の中から出しておきます。