国際結婚、現地ベトナム人女性とのデートでの映画館について

ベトナム人のデートの実態調査の結果です。2016年のVERAC Company Limitedが、ホーチミンとハノイに在住する18歳~29歳までの独身男女782人を対象に、デート事情を調査したところ、次の結果となりました。

  • 彼氏・彼女アリ:10代で42%、20代では51%
  • 待ち合わせ:男性が女性を迎えに行くが69%
  • 支払い:男性が払うが85%
  • デートスポット:映画が41%、カフェが38%、公園が28%、デパートが26%、その他、遊園地など

このとおり、映画は、ベトナム人のデートスポットの定番です。ぜひ、恋活、婚活中の相手と映画が趣味であれば、アクセスのよい映画館に見に行ってみてはどうでしょうか。

デートの注意事項

ベトナム女性の方からデートの誘いがあることは、まず、ありません。男性が積極的にお誘いします。待ち合わせで、待たされる時もあります。ベトナム人女性は、たまに時間を守らないことがありますが、待たされても、大目に見てあげてください。ベトナムでは、レディーファーストが常識になっているようです。

ベトナムの映画館はハリウッド映画が主流

ベトナムの映画館で上映される映画で、一番多い作品は、ハリウッド映画です。その次に韓国、ベトナム映画とのことです。映画作品の流通の関係でしょうか、ハリウッド映画は、日本よりもベトナムのほうが早く公開されることが多いようです。

上映期間

ベトナムの映画館は、どんなにヒットして入場者が多くても、1ヶ月程度しか上映されません。公開される情報を見つけたら、カップルでいち早く相談して、早めのスケジュールを調整して、行った方がよいでしょう。日本のように、1年間も上映されることはあまりないです。

映画チケットの料金

料金はどこの映画館か、どの曜日やどの時間などによって変わります。値段は、6~10万VND程度で、日本より安くなります。

ハノイの映画館

国立映画センター(National Cinema Center)
ベトナム国立のハノイにある映画館です。大型映画館で、館内には13スクリーン(うち1スクリーンは4DX)があります。国際基準を満たしたハノイで最初の映画館の1つになります。公共施設で国が運営しているので、営利目的で、流行りの入場者を増やすことが目的ではないために、いろいろな映画を見ることができます。ベトナム映画だけではなくて、ハリウッド映画、韓国、タイやロシアなどの映画もやっています。上映される作品はハリウッド映画から東南アジアのローカル作品、アニメーションなど幅広い作品が上映されています。営利目的ではないので、流行りのハリウッド作品の公開が遅かったり、公開されないということはありません。 英語圏以外の映画は英語の字幕がついているので、カップルで様々な国の映画を楽しんでみるのも楽しいかもしれません。

オーガスト・シネマ(August Cinema)
ハノイの旧市街地にあるローカルでレトロな映画館です。

CGV
CGVも国際基準となっているベトナムのシネマコンプレックスで、韓国最大のシネマコンプレックスでもあります。シネマコンプレックス(cinema complex)とは、同一の施設に複数のスクリーンがある映画館のことです。シネコン、複合映画館とも呼ばれています。3Dプロジェクションルームがあり、最新のサウンドシステムを設置しています。ゴールドクラスという上映室もあって、座席の間隔が広い館内でフルフラットのシートも完備しており、デート中のカップルに人気があります。ベトナム国内で24の映画館、150スクリーンを運営しています。

ロッテシネマ(Lotte Cinema)
ロッテシネマは2008年に開業して、ベトナムでは多くの映画館を運営しています。ロッテカルチャーワークスが運営する複合上映館チェーンで、 ロッテグループが大韓民国内で行っているビジネスで、それがベトナムへ展開されたチェーン店です。

ホーチミンの映画館

BHD STAR CINEPLEX
ホーチミンエリアで5つの映画館を運営しています。

ダナンの映画館

メガスター
ハノイやホーチミンにあるシネマコンプレックス「メガスター」がダナンにもあります。6つの映画館があって、9時30分~20時45分まで、1日に22本の映画を上映しています。ハリウッド映画が、日本やヨーロッパより早く見られる映画もあるとのことです。

ベトナム映画作品

最近のベトナム映画で、受賞歴のあるものをご紹介します。

「ソン・ランの響き」
ベトナムの南部地方の歌劇であるカイルオンの作品です。レオン・レ監督作品です。
公開:2018年 監督:レオン・レ 受賞:第31回東京国際映画祭の東京ジェムストーン賞/オーストラリア映画監督協会賞/北京国際映画祭の最優秀新人監督賞/ASEAN国際映画祭の脚本賞/サンディエゴ・アジアン映画祭の観客賞/ロサンゼルス・アジアンパシフィック映画祭の審査員特別賞など

「青いパパイヤの香り」
カンヌ国際映画祭で新人監督賞を受賞したベトナム出身映画監督トラン・アン・ユンの作品です。フランスとベトナムの共同制作映画です。
公開:1993年 受賞歴:セザール賞新人監督賞、新人賞

「夏至」
「青いパパイヤの香り」のトラン・アン・ユン監督の作品です。ハノイ市と世界遺産のハロン湾が舞台になっています。
公開:2000年、受賞歴:第8回クロトゥルーディス賞

「草原に黄色い花を見つける」
ベトナムの人気作家グエン・ニャット・アインのベストセラー長編小説が原作です。
監督は、ヴィクター・ヴーです。
公開:2015年、受賞:第2回シルクロード国際映画祭の最優秀作品賞