アオザイブライダル

漁師が結婚できないと言われる理由と婚活の進め方

漁業の仕事に誇りを持っていても、結婚の話になると足が止まる。漁師は結婚できないと聞いて、不安になっている方もいるかもしれません。

漁師の結婚を難しくしているのは、職業そのものではありません。働く時間のリズム、暮らす地域、そして相手や家族の不安が、外から見えにくいことです。見えにくい部分を先に言葉にすれば、漁師の婚活は進めやすくなります。

この記事は、まだお相手がいない独身の日本人男性に向けて書いています。

書き手は、ベトナム・ホーチミンに常駐するアオザイブライダルの仲人です。日本人とベトナム人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の婚活をお手伝いしています。

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結論|漁師の結婚を難しくするのは「職業」ではなく見えにくさ

漁師の結婚を難しくするのは職業ではなく、働き方・暮らす地域・相手や家族の不安の3つが外から見えにくいことです。

最初に、記事全体の骨組みをお伝えします。

  • 働き方のリズム:早朝の出港や漁期、天候で、会う時間や予定が動きやすくなります
  • 暮らす地域:漁港のある地域に住み続ける前提で、相手に移り住んでもらう形になりやすくなります
  • 相手や家族の不安:収入の波・海の仕事の安全・住む場所の3点で、不安を持たれやすくなります

3つとも、漁業という仕事の性質から来るものです。海で働く技術や、自然を相手に暮らしを立てる力は、結婚相手として価値を下げるものではありません。

大切なのは、3つを「漁師だから無理」とひとまとめにしないことです。自分がどこで詰まっているかを分けると、打ち手も分けて考えられます。

漁業の働き方が結婚に影響する3つの場面

漁業の働き方は、早朝の時間帯・漁期と天候による予定の変動・長期間の航海という3つの場面で、出会いと交際に影響します。

漁業と一口に言っても、沿岸で日帰りの漁をする方もいれば、養殖を営む方、長く海に出る漁業に就く方もいます。影響の出方は漁の種類で違うため、自分に当てはまる場面を確認してください。

早朝や夜の時間帯が世間とずれる

日の出前に港を出る漁では、夜は早く休む生活になりがちです。平日の夜に会う、休日の夜に食事をする、といった一般的なデートの時間帯と合わないことがあります。

時間帯のずれは、相手に伝えておけば調整できる項目です。「朝が早いので、会うなら昼から夕方が助かります」と先に言えば、相手も予定を組みやすくなります。

漁期や天候で予定が動く

漁期の忙しい時期と落ち着く時期があり、天候で出漁が変わる仕事です。約束していた日が漁に変わったり、しけで急に空いたりすることもあります。

予定が動くこと自体より、動く理由が伝わらないことが不安を生みます。漁期の年間リズムを一度説明しておくと、相手も「今は忙しい時期」と受け止めやすくなります。

長く海に出る漁業では会えない期間がある

遠洋の漁など、長期間にわたって海上で働く漁業もあります。交際中も結婚後も、会えない期間をどう過ごすかが大切な話し合いの項目になります。

航海中の連絡手段や、陸にいる期間の過ごし方を具体的に示すと、相手は暮らしを想像しやすくなります。会えない期間の長さを隠さずに伝えることが、信頼の土台になります。

数字で見る漁業の今|担い手の約4割が65歳以上

農林水産省の調査では、漁業就業者は10万9,820人で、65歳以上が全体の38.7%を占めています。

農林水産省「令和7年漁業構造動態調査」(令和7年11月1日現在)の結果を見てみます。全国の漁業就業者数は10万9,820人で、前年に比べ4.4%減りました。

年齢階層人数構成比
15〜39歳20,820人19.0%
40〜49歳16,460人15.0%
50〜59歳18,490人16.8%
60〜64歳11,590人10.6%
65歳以上42,460人38.7%

表のとおり、年齢階層では65歳以上が最も多くなっています。一方で、同じ調査では49歳以下の構成比が前年より1.0ポイント上がったことも示されています。

漁業の担い手は、高い年齢層が多い一方で、若い世代の割合は少し増えています。若い漁師ほど、同じ地域に同世代の独身者が少なく、身近な出会いが限られる場面もあるでしょう。出会いの少なさは本人の魅力の問題ではなく、地域と年齢構成の問題として捉えるのが現実的です。

漁師との結婚に相手や家族が不安を感じやすい3つの点

漁師との結婚で相手や家族が不安を感じやすいのは、収入の波・海の仕事の安全・住む場所の3点で、どれも事前に説明できます。

漁師との結婚に反対されるとき、職業そのものより、暮らしの見通しが立たないことが理由になっている場合があります。相手の親が「大丈夫だろうか」と感じる点を、先回りして言葉にしておきましょう。

収入の波|年ごとの幅と備えを示す

漁業の収入は、漁獲量や魚価、天候によって年ごとに動くことがあります。会社員の月給と比べると、先の見通しが伝わりにくい部分です。

伝えるときは、良い年の数字だけでなく、ここ数年の幅と平均を示します。不漁の年にどう備えているかも添えると、安心につながります。水産庁は、漁業共済と積立ぷらすを組み合わせた漁業収入安定対策事業で、減収の補てんを行っています。加入の有無や条件は、ご自身の状況で確認してください。

年収の考え方そのものは、国際結婚に年収はいくら必要かでも整理しています。

海の仕事の安全|具体的な備えを話す

家族にとって、海での仕事は心配の種になりやすいものです。漠然と「大丈夫」と言うより、日々どんな安全の備えをしているかを話すほうが伝わります。

国土交通省は、平成30年2月から、漁船を含む小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を原則として義務づけました。同省は、着用すれば海中転落時の生存率が2倍以上になると案内しています。出漁の判断や、仲間との連絡の取り方なども含めて、普段の備えを話してみてください。

住む場所|暮らしの具体と相手の仕事の選択肢を示す

漁師は漁港の近くに住み続けることが多く、相手に移り住んでもらう形になりやすい仕事です。相手にとって、転居は仕事や人間関係を組み直す大きな決断になります。

住まいの形、買い物や病院の環境、相手が働きたい場合の通勤圏など、生活の具体を先に用意しましょう。親との同居か別居かも、決まっている部分と二人で決められる部分を分けて伝えます。家業を継ぐ立場の住まいの話し方は、農家・家業を継ぐ男性の婚活とも共通します。

収入・安全・住まいのうち、どれを一番うまく説明できないか。言葉に詰まった項目があれば、その一つだけでも仲人に相談してみてください。

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漁師の婚活の進め方|出会いの場の選び方

漁師の婚活では、地域の出会いイベント・結婚相談所・マッチングアプリの特徴を知り、働き方を先に伝えやすい場を選びます。

出会いの場はいくつかあり、どれか一つが正解というわけではありません。自分の漁の時間帯と、伝えたい前提を出しやすいかで選びます。

  • 地域の出会いイベント:自治体や地域団体が、漁業や農業に携わる人向けの婚活パーティーを開くことがあります。実施の有無や内容は地域によって異なります
  • 結婚相談所:仕事や住まいの前提をプロフィールで示したうえで会える仕組みです。仲人型なら、伝え方を相談しながら進められます
  • マッチングアプリ:出会える人数が多い一方、漁師であることや住む地域をいつ伝えるかを自分で決める必要があります

3つの場に共通するのは、働き方と住む場所を早めに伝えるほど、合う相手と出会いやすくなる点です。会ってから小出しに説明すると、お互いに時間を使ってから前提が合わないと分かることになります。

近くに出会いの場が少ない場合は、地方在住男性の婚活の考え方がそのまま使えます。初回をオンラインで行えば、漁の合間でも移動時間がかかりません。流れはオンラインお見合いの流れにまとめています。生活時間が世間とずれる働き方の工夫は、夜勤・交代勤務の婚活も参考になります。

国際結婚という選択肢|住む地域に縛られにくい出会い方

国際結婚は、住む地域に縛られにくい出会い方の1つで、漁師の婚活でも選択肢として検討できます。

国内の婚活と並ぶ選択肢として、外国人女性との国際結婚もあります。どちらが良いという話ではなく、出会い方の幅を広げる方法の1つとして紹介します。

当相談所の女性会員は、2026年9月5日時点で1,795名です。日本在住が1,459名(81.3%)で、47都道府県すべてに会員がいます。お相手の希望年収は「気にしない」が52.0%でした(母数1,770名)。数字は登録値の集計で、紹介できる人数や結婚を保証するものではありません。詳しくはベトナム人女性会員の統計をご覧ください。

当相談所のお見合いは、対面なら約1時間、オンラインなら約40分です。オンラインでは仲人が司会・通訳として同席します。

国際結婚でも、住む場所や働き方のすり合わせが必要なことは国内と変わりません。言葉や文化の違い、在留資格の手続きといった別の準備も加わります。仲人としては、交際期間のうちに漁期のリズムや住まいの形を具体的に話し合うことをおすすめしています。

漁師の結婚のよくある質問

漁師の結婚について、結婚できないのか・相手の親の反対・忙しい時期の婚活・妻の仕事の4つの質問にお答えします。

漁師は本当に結婚できないのですか?

漁師だから結婚できない、ということはありません。難しく感じる理由は、働き方・暮らす地域・相手や家族の不安が外から見えにくいことにあります。3つを分けて、先に言葉にして伝えることが出発点です。

漁師との結婚を相手の親に反対されたら、どうすればいいですか?

反対の理由が、収入の波・安全・住む場所のどれにあるかを確かめます。理由が分かれば、ここ数年の収入の幅、安全の備え、住まいの具体など、答える材料を用意できます。焦らず、相手と一緒に一つずつ説明していきましょう。

漁期の忙しい時期は、婚活を休んだほうがいいですか?

休むかどうかより、波をつけて続ける考え方が現実的です。漁期の落ち着く時期にお見合いを集め、忙しい時期は連絡を細く続けます。年間のリズムを最初に相手へ伝えておくと、連絡が減っても不安を持たれにくくなります。

漁師の妻は漁の仕事を手伝う必要がありますか?

家庭によって違うため、決まった答えはありません。手伝いを求めるのか、求めないのかを、交際中にはっきり伝えることが大切です。家事の分担と仕事への関わり方は、別の項目として話し合うと整理しやすくなります。

まとめ|漁師の婚活は「見えにくさ」を言葉にすることから

漁師の婚活は、働き方・暮らす地域・相手や家族の不安を先に言葉にし、前提を伝えやすい出会いの場を選ぶ順番で進めます。

最後に要点を整理します。

  • 漁師の結婚を難しくするのは職業ではなく、働き方・暮らす地域・相手や家族の不安の見えにくさです
  • 漁業就業者は10万9,820人で、65歳以上が38.7%を占め、地域によって同世代の出会いが限られます
  • 収入の波・海の仕事の安全・住む場所の3点は、具体的な数字や備えで説明できます
  • 地域のイベント・結婚相談所・アプリ・国際結婚など、前提を伝えやすい場を選びます

海で働く暮らしは、婚活の欠点ではありません。相手が暮らしを想像できるだけの情報を、先に差し出すことが大切です。伝え方を整えれば、漁師としての生き方を変えずに婚活を進められます。

漁の時間帯や住む地域を前提に、どんな出会い方ができるかを知りたい方は、LINEで気軽に質問してみてください。

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参考

公的資料と当相談所の公開情報を2026年10月10日に確認しました。サービスの内容や料金は、お申し込み前に最新の案内でご確認ください。

Supervisor

この記事の監修者

安仲 圭大(アオザイブライダル代表)

2021年よりベトナム・ホーチミン在住。現地で貿易を行う商社と不動産販売会社を経営し、ベトナム人仲人と日本人仲人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の国際結婚をサポートしている。

執筆協力:Pham Thi Thanh An(シニアカウンセラー)

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