国際結婚は外国人との結婚である以上、日本人同士での結婚とは違いが多く、同時に問題や疑問も多く出てくるものです。
当然、デメリットだけでなく国際結婚にはメリットも多くありますが、いずれにせよ国際結婚の疑問点や不明点は事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
そこで、本記事では国際結婚に関するよくある疑問や問題に丸ごと回答いたします。
さらに国際結婚で起こりやすいトラブルとその対処法、国際結婚に関するサポートを受けられるサービスについてもまとめました。
国際結婚を検討している、外国人女性との交際を希望している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
国際結婚そのものに関する疑問・問題と解決方法
国際結婚に関する疑問は沢山あるでしょう。
ここでは、国際結婚そのものに関する疑問・問題、その解決方法を紹介します。
- そもそも国際結婚って何?
- 国際結婚のメリット・デメリットは?
- 国際結婚って一般的ではない?
- 国際結婚したら名前は変わる?
- 国際結婚ってどうやったらできる?
- 外国人女性との出会い方は?
- 国際結婚で日本人男性がよく結婚する女性の国籍は?
各項目の詳細を説明していきましょう。
そもそも国際結婚って何?
国際結婚とは、異なる国籍を持つ男女が結婚することを意味します。
近年、グローバル化の進展に伴い、国際結婚の件数は増加傾向ですが、国際結婚は日本人同士の結婚と比較すると、文化の違いや結婚までの手続きの違いなど、さまざまな違いがあり、課題が多い点に注意が必要です。
その分、国際結婚には日本人同士の結婚にはないメリット、魅力もあります。
国際結婚を行うためには、日本とお相手の国の法律に則った方法、手続きで婚姻関係を結ぶ必要があるため、専門家への相談を行いながら手続きを進める方法が現実的です。
国際結婚の実際について、以下のページで詳しく説明しているので、参考にご覧ください。
国際結婚のメリット・デメリットは?
国際結婚には、日本人同士の結婚にはない魅力的なメリットがある一方で、注意しなければなならないデメリットも存在します。
国際結婚の主なメリットは以下の通りです。
- 結婚生活でいつも新鮮な気持ちでいられる
- 語学が上達しやすい
- 愛情表現が豊かでストレート
- より幅広い価値観や視点が身に付く
- お互いの価値観に違いを最初から認識できる
- 日本人とは違った魅力がある
- 異文化交流ができる
特に異文化との交流や語学力の向上、広い視野や柔軟な考え方ができるなどは、外国人の方と生活をともにするからこそ、得られるメリットでしょう。
しかし、文化や習慣の違いによる摩擦や、言語の壁、遠距離恋愛になる可能性、法的手続きの煩雑さなどはデメリットとして考慮する必要があります。
主な国際結婚のデメリットは以下の通りです。
- 文化の違いですれ違いやすい
- 言語の壁に悩むことが多い
- 物理的な遠距離恋愛になる
- 食文化の違いがある
- 帰省の旅費が高くなりやすい
- 結婚の手続きが大変
- 義実家への仕送りが必要な場合がある
- 離婚手続きが日本のように容易ではない
言語や文化の違いはメリットにもなり得ますが、同時に夫婦のすれ違いや誤解を生む原因でもあるため、国際結婚ではデメリットをメリットに変えるための工夫が必要です。
これらのメリット・デメリットを十分に理解した上で、国際結婚を検討することが重要です。
国際結婚のメリット・デメリットは以下のページで詳しく解説しているので、参考にご覧ください。
国際結婚のメリット・デメリットは?外国人と出会う方法やおすすめの出会い方を解説!
国際結婚って一般的ではない?
国際結婚は、以前に比べて一般的になりつつあります。
国際結婚の割合は、日本の全婚姻件数に対して数パーセント程度ですが、都市部を中心に増加傾向です。
グローバル化が進む現代において、異文化交流への関心が高まり、国際結婚に対する偏見も少なくなってきました。
また、インバウンド需要の高まりも相まって、日本で外国人の方を見かける機会はとても多くなっています。
しかし、地域や世代によって、特に地方や60代以上のシニア層の方は、国際結婚に対する理解が進んでいない場合もあります。
国際結婚を検討する際は、自身の家族や周囲の理解を得られるかも注意が必要です。
国際結婚したら名前は変わる?
国際結婚した場合の夫婦の姓(名字)は、日本の法律では夫婦は同じ姓を名乗る必要があります。
そのため、外国人配偶者が日本人の姓を名乗るか、日本人が外国人配偶者の姓を名乗るか、もしくは婚姻前の姓をそのまま名乗るかを選択する必要があります。
夫婦別姓の制度の導入について、日本では議論が行われていますが、まだ実施には至っていません。
しかし、お相手の国によっては夫婦別姓が認められている場合もあります。
夫婦の姓については、事前に両国の法律を確認し、納得のいく選択をすることが大切です。
国際結婚ってどうやったらできる?
国際結婚の手続きは、日本人同士の結婚に比べて用意する書類や確認するべき項目が多く、複雑です。
まず、国際結婚では、自身とお相手の国のそれぞれの法律に基づいて婚姻要件を満たさなければなりません。
必要書類の準備や、役所への届け出など抜け漏れ、不備なく手続きを進める必要があります。
法的な知識が必要なため、専門知識がない方がご自身で手続きを完璧に進めることは難しいでしょう。
詳細は後述しますが、国際結婚の手続きは専門家のサポートを受けつつ進めることをおすすめします。
また、相手の国によっては、ビザの取得が必要になる場合もあります。
国際結婚の手続きについては、専門家のサポートを受けながら、慎重に進めましょう。
外国人女性との出会い方は?
外国人女性との出会い方は、マッチングアプリ、国際交流イベント、語学学校、友人・知人の紹介など、さまざまな方法があります。
特に昨今では、マッチングアプリを利用する人が増えており、あまりお金を書けなくても外国人女性との出会いのチャンスを獲得可能です。
また、国際交流イベントや語学学校は、自然な形で交流を深めることができるため、おすすめです。
相手の国の文化や習慣を尊重し、誠実な態度で接することが、良い関係を築く上で重要です。
ただし、外国人女性とであっても交際や結婚に進むには、多くの手順を踏む必要があり、時間がかかりやすい点に注意しましょう。
外国人女性と出会う方法として、マッチングアプリと結婚相談所などを比較解説したページもあるので、参考にご覧ください。
マッチングアプリ vs 結婚相談所 vs 国際婚活:自分に合う婚活方法の比較
また、外国人女性と出会いたい方におすすめのマッチングアプリ5選を以下のページでまとめています。こちらも併せて参考にしてみてください。
外国人と出会えるおすすめのアプリ5選!アプリの選び方や効果的な活用法を解説
国際結婚で日本人男性がよく結婚する女性の国籍は?
国際結婚で日本人男性がよく結婚する女性の国籍は、中国、フィリピン、韓国、タイ、ベトナムなどが挙げられます。
アジア圏の女性にとって、日本人男性は真面目で誠実、経済的に安定しているといったイメージを持つことが多いようです。
国際結婚をスムーズに行うためには、ベトナムやフィリピンなどの女性との結婚を目指すことをおすすめします。
とはいえ、各国の女性の外見や性格の傾向が分からないとすぐに行動することは難しいでしょう。
以下のページで日本人男性がモテる国トップ3を解説しているので、参考にしてみてください。
国際結婚の文化に関する疑問・問題と解決方法
国際結婚では食文化の違いによる疑問や問題が生まれやすいです。
食べることは国内外を問わずに行いますが、何をどう食べるか…といった点は国や地域ごとに大きく異なります。
ここでは、国際結婚の食文化に関する疑問・問題、その解決方法を紹介します。
- 食文化が合わない
- 外国人女性が環境に慣れない
- 語学力の壁がある
- 金銭感覚が異なる
- 日本で女性が働く際の壁がある
- 女性の宗教への理解が必要になる
- 女性が自分の家族や近隣住民などの周囲と馴染めない
各項目の詳細を説明していきましょう。
食文化が合わない
国際結婚において、食文化の違いは大きな問題になりがちです。
食事は国籍や人種を問わず、ほとんどの方が行いますが、食べるものや食べ方、マナーなどは文化によって大きく異なるためです。
日本では当たり前なことを外国人女性が知らないパターンや、外国では当たり前なことが日本ではマナー違反になるパターンなど、問題になるパターンはさまざまといえます。
しかし、食事の問題は夫婦生活を進める上で避けては通れないため、対策が必要です。
解決策としては、お互いの国の料理を尊重し、積極的に取り入れることが重要です。
また、食文化の違いについて、オープンに話し合い、お互いの理解度を深めることも忘れてはいけません。
特に、日本人にとっては当たり前の食事でも、外国人女性にとっては苦手、馴染みがない料理は多くあります。
以下のページで外国人女性とのデートで注意したほうが良い食事を解説しているので、参考にご覧ください。
外国人が苦手な料理は何?外国人とのデートで気を付けるべき料理
外国人女性が環境に慣れない
外国人女性が日本での生活に慣れるまでには、時間がかかることがあります。
慣れない国の慣れない環境で、言葉の壁や文化の違い、生活習慣の違いなど、様々な困難に外国人女性は直面するでしょう。
特に、単身日本にやってきた女性は、家族も友人もいないといった状態で相談できる相手がおらず、孤独を感じやすいです。
精神的に負担がかかりやすい状態のため、夫が女性のメンタル面のサポートや環境への慣れを手助けする必要があります。
積極的に日本での生活への慣れをサポートし、日本の文化や生活習慣を丁寧に女性に伝えましょう。
また、同じ境遇の外国人女性との交流を促すことも、精神的な支えとなります。
国際結婚相談所では、結婚後のサポートを実施している場合もあり、経験や専門知識に基づいたアドバイスが期待できます。
結婚後の夫婦生活を円滑に進めるためにも、国際結婚相談所の利用はおすすめです。
語学力の壁がある
国際結婚において、語学力の壁はトラブルになる多くの理由です。
語学力を高められる点が国際結婚のメリットでもありますが、夫婦で問題なくコミュニケーションを取れるようになるまでは意思疎通がうまく行きづらく、トラブルにつながりやすいといえます。
語学力の壁について、早めに対処するためには、お互いが相手の国の言葉を学ぶ姿勢を持ち、意思疎通への努力を行うことが必要です。
語学学校に通ったり、オンライン教材を利用したり、積極的に会話をする機会を設けたりすることで、語学力を高めましょう。
また、翻訳アプリや翻訳機を活用し、最終的には意思疎通を行えるような環境を整えておくことも重要です。
コミュニケーションの方法について、日本人男性と相性が良いベトナム人女性との結婚を例に、以下のページで触れているので、参考にご覧ください。
ベトナム人の性格や特徴は?コミュニケーションのポイントや価値観を解説
金銭感覚が異なる
金銭感覚の違いは、夫婦間のトラブルの原因となることがあります。
日本と外国では物価が異なるほか、将来への蓄えについての考え方や資産の運用なども文化によって異なります。
金銭感覚が異なると、以下のようなトラブルが考えられるでしょう。
- 女性の浪費が激しい
- 自身が買い物をすることに対して女性が否定的
- ギャンブルや借金について女性が強い抵抗を感じる
これらのトラブルを避けるためにも、結婚前に金銭感覚についてのすり合わせが必要です。お互いの金銭感覚について結婚前に確認し、お互いへの理解を深めておきましょう。
また、家計の管理方法やお金の使い方について、具体的なルールを決めておくことも有効です。
リアルな金銭感覚の例として、ベトナム人女性と日本人の金銭間隔を比較したページがあるので、こちらもご覧ください。
ベトナム女性との国際結婚、金銭感覚は日本人とどれくらい違う?
また、デート代は男性が奢るべきか、といった疑問は日本だけでなく、海外でも度々話題になります。以下ページで日本国内、海外でのマナーを説明しているので、参考にしてください。
デートは男性が奢るべき?海外で割り勘はマナー違反?スマートな対応を解説
日本で女性が働く際の壁がある
外国人女性が日本で働く際には、ビザの問題や言葉の壁、文化の違いなど、様々な壁に直面する可能性があります。
外国人女性が日本で働く際は、専門家のサポートを受け、正しい知識と方法、手続きで働くことが重要です。
また、職場で女性が孤独やストレスを感じないよう、できるだけ日本語や日本の文化の理解や把握を促すサポートを心がけましょう。
また、外国人向けの就職支援サービスを利用することも効果的です。
女性の宗教への理解が必要になる
相手が信仰している宗教によっては、柔軟に理解しようとする姿勢が求められます。
特に、日本人は宗教についての理解が薄く、重要性をあまり感じていない方も多いでしょう。
しかし、国によっては宗教は何よりも重要視されることもあり、習慣や振る舞い、食事、生活の流れなどの細かいルールを女性が日本でも順守したいと考えるとき、夫のサポートは必須です。
対策として、夫がお相手の宗教についての理解を深め、日本でどう振る舞うべきか、対策を2人で考えることが大切といえます。
また、宗教的な行事や習慣についても、事前に話し合い、お互いが納得できるルールを決めましょう。
一方的に日本のしきたりやマナーを押し付けることはもちろんNGですが、逆に女性にも日本のマナーや宗教観について伝えて理解を促すことも重要です。
女性が自分の家族や近隣住民などの周囲と馴染めない
外国人女性が日本の家族や近隣住民と馴染めない場合、孤独感を感じることがあります。
先述した通り、家族や友人、知人があなたしかいない環境で日本語にも不安があると、家以外の環境で孤立しやすいです。
女性が孤独を感じないよう、夫が言語の壁を乗り越えるためのサポートをしたり、友人や知人の輪に馴染めるよう、手助けしましょう。
その際、自身の知人や友人、家族に、お相手女性の国について文化や価値観、言語、宗教などの情報をしっかりと伝え、理解を深めることが重要です。
また、日本に在留している女性の母国の方と日本で交流できる機会を設けることもおすすめです。
国際結婚の手続きに関する疑問・問題と解決方法
国際結婚は日本人同士が日本国内で結婚することに比べて、手続きが複雑で法的な知識も必要です。
愛する人とスムーズに結婚するためにも、国際結婚を検討している方は、国際結婚の手続きに関する疑問や問題を解決しなくてはなりません。
ここでは、国際結婚の手続きに関する疑問・問題、その解決方法を紹介します。
- 国際結婚で必要な手続きは?
- 国際結婚で必要な書類は?
- 国際結婚の際の住民票や外国人登録はどうなる?
- 夫婦の財産は国際結婚の場合どうなる?
- 国際結婚時に国籍はどうなる?
- 国際結婚したあとに日本で生まれた子どもの国籍は?
- 国際結婚後の名前の変更方法は?
- 配偶者ビザとは?
- 配偶者ビザの申請手続きの方法は?
- 離婚した場合の手続きは?
各項目の詳細を説明していきましょう。
国際結婚で必要な手続きは?
国際結婚の手続きは、両国の法律によって異なります。
一般的には、婚姻要件具備証明書の取得、婚姻届の提出、配偶者ビザの申請などが必要です。
一般的な国際結婚の手続きの流れは以下を参考にしてください。
- 日本の役所に問い合わせ
- 在日大使館に問い合わせ
- 書類を日本の役所に提出
- 日本の婚姻届受理証明書の発行
- 在日大使館への届け出
- 日本の在留資格の変更申請
詳細な手続きの流れは、お相手女性の国によって変わるので、日本だけでなくお相手の国の法律について確認しつつ、手続きを進めましょう。
これらの手続きは煩雑で時間がかかるため、専門家のサポートを受けながら進めることをお勧めします。
国際結婚で必要な書類は?
国際結婚で必要な書類は、両国の法律によって異なります。
一般的には、以下の書類を用意する必要があります。
- 婚姻要件具備証明書
- 戸籍謄本
- 住民票
- パスポート
- ビザ など
また、各種書類の翻訳や認証が必要なケースもあるので、結婚前に必要な書類の条件を把握すること、そして余裕を持って書類を準備することが重要です。
国際結婚の際の住民票や外国人登録はどうなる?
国際結婚後、外国人配偶者が日本に滞在する場合、住民登録が必要です。
また、在留資格によっては、外国人登録が必要になる場合もあります。
住民登録や外国人登録の手続きは、お住まいの市区町村役場で行えます。
夫婦の財産は国際結婚の場合どうなる?
国際結婚した場合の夫婦の財産については、結婚前に財産分与について話し合い、合意しておくことが重要です。
また、財産分与に関する契約書を作成しておくことも有効です。
国際結婚時に国籍はどうなる?
国際結婚した場合の国籍については、両国の法律によって異なります。
日本人と結婚したからといって、自動的に日本の国籍を取得できるわけではありません。
国籍法に基づいて、帰化申請を行う必要があります。
国際結婚したあとに日本で生まれた子どもの国籍は?
国際結婚した夫婦の間に生まれた子どもの国籍は、両親の国籍によって異なります。
日本の国籍法では、出生時に両親のどちらかが日本国籍を持っていれば、子どもは日本国籍の取得が可能です。
日本国籍を取得する場合、戸籍法に基づき、生まれた日を含む生後14日以内に「出生届」を提出します。
提出先はお住まいの市区町村役場ですが、同時に外国籍配偶者の国にも出生の届け出をしなければなりません。
この場合の届出は、お相手の国の大使館または領事館に提出します。
また、必要書類や届出の方法はその国が定めるルールに従う必要があります。
国によってはその他の書類を求められる場合もあるので、事前に大使館・領事館に問い合わせておくと安心ですよ。
国際結婚後の名前の変更方法は?
国際結婚後に日本で名前の変更を希望する場合、まず家庭裁判所への申し立てが必要です。
これは、婚姻によって自動的に日本側の戸籍上の名前が変更されるわけではないためです。
申し立ての際には、氏の変更を希望する理由などを具体的に説明する必要があります。
裁判所がその理由を相当と認めれば、戸籍法に基づき、外国人配偶者の氏を名乗ることが許可されます。
許可後、市区町村役場にて変更の手続きを行うことで、戸籍上の名前が正式に変更されます。
配偶者ビザとは?
配偶者ビザは、日本国民と婚姻関係にある外国人、または日本で生まれた実子を持つ外国人が日本に滞在するために必要な在留資格です。
配偶者ビザの取得は、日本で外国人女性が安定して生活するために必要なものであり、夫婦になる場合は取得を目指しましょう。
申請には、以下の条件を満たす必要があります。
- 婚姻関係が法律に基づいて有効に成立している
- 夫婦が真摯に共同生活を送っている
上記を証明する各種書類を提出し、入国管理局は申請者の状況を総合的に判断したうえで、ビザの申請を承認するか検討します。
もし不許可になった場合は、不許可になった理由を確認し、対処してから再度申請してください。
注意点として、申請時に虚偽の内容が含まれる場合や不正を働いているなど、悪質な場合は、再申請しても許可を得ることは難しいため、書類には正確な記載を徹底しましょう。
配偶者ビザの申請手続きの方法は?
配偶者ビザの申請手続きは、原則として外国人配偶者の居住地を管轄する日本の入国管理局で行います。
女性が海外在住の場合は以下の手順で申請します。
- 入管に配偶者ビザを申請する
- 入管において審査を受ける
- 入管から審査結果が送付される
- 配偶者に在留資格認定証明書を郵送する
- 在外日本大使館でビザの交付を受ける
- 3カ月以内に日本に来日する
申請には、申請書をはじめ、日本人の戸籍謄本、外国人配偶者の本国における婚姻証明書、夫婦の身元保証書、住民票、課税証明書などの書類の準備が必要です。
書類を揃え、不備のない状態で入国管理局に提出すると申請完了です。
配偶者ビザの審査期間は数ヶ月の期間がかかるケースもあるため、余裕をもって準備・申請してください。
離婚した場合の手続きは?
国際結婚後に離婚する場合、日本と外国人配偶者の本国の法律の両方に沿った対応が必要です。
日本国内で離婚が成立した場合でも、外国人配偶者の本国で別途離婚手続きが必要となることがあります。
離婚の方法は主に以下の3種類があり、夫婦の状況によって方法が変わります。
- 協議離婚
- 調停離婚
- 裁判離婚
また、海外に財産がある場合は、その国の法律に基づいて財産分与の手続きを行わなければなりません。
日本人同士の離婚と比較すると、手続きや確認事項が多く、複雑になることが多いでしょう。
国際結婚の費用やお金に関する疑問・問題と解決方法
国際結婚は何かとお金がかかります。
また、外国のお金の価値観や結婚時の費用は日本とは異なった文化を持っている場合も多くあります。
そういった背景もあり、金銭トラブルは国際結婚で起こりやすいため、国際結婚の前に費用面をはじめ、お金に関する疑問を解決しておきましょう。
ここでは、国際結婚の費用やお金に関する疑問・問題、その解決方法を紹介します。
- 国際結婚にはどれくらいのお金がかかる?
- 国際結婚で男性に必要な収入の目安は?
- 年金や税金を滞納していても配偶者ビザは取得できる?
各項目の詳細を説明していきましょう。
国際結婚にはどれくらいのお金がかかる?
国際結婚にかかる費用には以下が挙げられます。
- 結婚式
- 新婚旅行
- 両家への挨拶にかかる費用
- 外国人配偶者のビザ申請費用
- 海外への渡航費用
海外で結婚式を挙げる場合は、渡航費や宿泊費などが加算され、数百万円が必要になるケースが多いです。
日本で結婚式を行う場合でも、外国人配偶者の親族の渡航費・宿泊費を負担する場合は、費用が高額になりやすいです。
そのほか、各種手続きのために書類を集める際の費用や結納金、義実家への仕送りなどの費用がかかる場合もあります。
国際結婚の費用の目安として、ベトナム人女性の結婚を例に、現地での結婚式の費用相場を解説しているので、参考にご覧ください。
ベトナム人女性との国際結婚、ベトナム現地での結婚式費用・相場
また、ベトナム人女性と結婚する際の結納金の必要性や額についても以下のページで解説しています。
ベトナム人女性との国際結婚するとき、結納金はどれくらい必要?
国際結婚で男性に必要な収入の目安は?
国際結婚では、外国人女性が安心して結婚して頼れる男性であるといった印象を与えられる収入が最低限必要です。
具体的な収入の目安は、夫婦の生活スタイル、居住地域、扶養家族の有無などによって異なりますが、一般的には年収300万円以上は必要と考えてください。
ただし、年収300万円はあくまで目安であり、お相手との関係や生活水準、お住まいの地域によってより収入が低くても国際結婚は可能なケースがあります、
重要なことは、安定した収入があることや、将来にわたって夫婦が経済的に困窮する可能性が低いかどうかです。
モテる男性の収入について、以下のページでまとめているので、ぜひ参考にご覧ください。
モテる男性の年収・収入は?恋愛・婚活で求められる経済力について解説
年金や税金を滞納していても配偶者ビザは取得できる?
年金や税金の滞納は、配偶者ビザの取得ではネガティブな影響を与える可能性が高いです。
配偶者ビザの申請では、申請者(日本人配偶者)の納税証明書や年金納付状況を示す書類の提出が求められる場合があります。
納税証明書や年金の納付状況は、夫婦が日本で安定した生活を送るための経済基盤を評価する上で重要な要素であり、滞納があると経済的な安定を証明することが難しいでしょう。
したがって、年金や税金を滞納している場合は、配偶者ビザの申請前に納付しておいてください。
国際結婚でトラブルになりやすいことは?
国際結婚は日本人同士の結婚と比較すると、トラブルが起こりやすいといえます。
ここでは、国際結婚で起こりやすいトラブルについて、疑問・問題、その解決方法を紹介します。
- 婚姻届を出しただけでは名前は変わらない
- 配偶者ビザは不許可になる事例がある
- 離婚時に海外にある財産は強制執行が難しい
各項目の詳細を説明していきましょう。
婚姻届を出しただけでは名前は変わらない
日本で婚姻届を提出しただけでは、お相手の名前が自動的に名前が変わるわけではありません。
外国人配偶者が日本での氏の変更を希望する場合は、別途、家庭裁判所への申し立て手続きが必要です。
氏の変更手続きを行うことで、日本の戸籍にお相手の名前にお相手の氏が記載されます。
配偶者ビザは不許可になる事例がある
配偶者ビザは、婚姻が成立していれば必ず許可されるというわけではない点に注意してください。
入国管理局は、提出された書類や面談を通じて、婚姻の信憑性や夫婦の生活状況などを厳格に審査します。
偽装結婚の疑いがある場合や、夫婦の同居状況が確認できない場合、経済的な基盤が不安定な場合などには、ビザが許可されない可能性が高いです。
離婚時に海外にある財産は強制執行が難しい
国際結婚後に離婚した場合、海外に存在する財産の強制執行は、難しい場合があります。
国際結婚した後に離婚した場合、強制執行の可否は、お相手の国の法律や司法制度によって大きく左右されるためです。
日本の裁判所の判決が、必ずしも海外で効力を持つとは限りません。
そのため、海外にある財産を離婚後に回収するためには、複雑な手続きや高額な費用がかかる可能性があり、現実的とは言えない場合もあるでしょう。
したがって、国際結婚をする際には、事前に財産分与に関する取り決めを夫婦間で十分に行っておくことが重要です。
国際結婚に関する疑問や不安は国際結婚相談所の利用で解決!
国際結婚は、手続きやルールの観点で日本人同士の結婚よりも複雑で、難しいです。
専門的な知識がないと、スムーズに手続きを進められない場合もあるため、専門家のサポートを利用することをおすすめします。
そこでおすすめなのが、国際結婚相談所です。
ここでは国際結婚相談所について、以下の項目を解説します。
- 国際結婚相談所とは?
- 国際結婚相談所の提供サービス
- 国際結婚相談所の選び方
- 国際結婚相談所連盟とは?
国際結婚を希望する場合は、国際結婚相談所の利用をぜひ、検討してみてください。
国際結婚相談所とは?
国際結婚相談所は、国際結婚を希望する男女に対して、出会いの機会を提供するだけでなく、国際結婚に関する様々な情報提供やサポートを行うサービスです。
日本の結婚相談所と同様に、お相手の紹介や結婚までの支援を行います。
一方、国際結婚では文化や法律の違い、ビザ申請の手続きなど、国際結婚特有の課題に対応するためのアドバイスやサポートも受けられます。
さらに、外国人女性とのコミュニケーションの壁を乗り越えるための語学に関する支援や、お相手女性の文化の理解に関するノウハウやサポートをカウンセラーが行う点も特徴的です。
国際結婚相談所について詳しく説明しているページがあるので、こちらを参考にご覧ください。
国際結婚相談所とは?通常の結婚相談所との違いから相談所の選び方まで解説
国際結婚相談所の提供サービス
国際結婚相談所の主な提供サービスは以下の通りです。
- お相手の紹介
- お見合いのセッティング
- 交際中の相談
- 結婚の手続き
- ビザ申請のサポート
通常の結婚相談所のサポートに加え、外国人女性との結婚の際に必要な手続きの支援、外国人女性とのコミュニケーション、交際の支援まで幅広く行っています。
専門のカウンセラーが、個々の状況や希望に合わせて、きめ細やかなサポートを提供することで、国際結婚をスムーズに進めるための手助けをしてくれます。
手続きだけでなく、そもそも外国人女性との出会いや交際方法などに不安がある男性には、国際結婚相談所の利用がおすすめです。
国際結婚相談所の選び方
国際結婚相談所を選ぶ際には、まずその相談所の実績や信頼性を確認することが重要です。
過去の成婚実績や、利用者の評判などを参考にすると良いでしょう。
また、料金体系が明確であること、そして自分の希望する条件に合った相手を紹介してくれる可能性が高いかどうかも確認してください。
最終的には、実際に複数の相談所に問い合わせ、スタッフと直接話し、信頼できると判断できる相談所を選択すると失敗しにくいですよ。
国際結婚相談所はご自身にあったサービスを提供している相談所を選ぶことが重要です。
以下のページで国際結婚相談所のおすすめを結婚を希望する女性の国別に解説しているので、参考にご覧ください。
結婚相談所連盟とは?
結婚相談所連盟は、複数の優良な結婚相談所が連携して、会員同士の紹介ネットワークを共有するシステムです。
国際結婚相談所の中にも、このような連盟に加盟しているところがあり、より多くの相手との出会いの機会を提供しています。
連盟に加盟している相談所は、一定の基準を満たしているため、信頼性が高いと言えます。
外国人女性との結婚が期待できる結婚相談所連盟について、以下で詳しく解説しているので、参考にしてください。
外国人と出会える結婚相談所連盟は?連盟の仕組みとおすすめ連盟を比較解説
国際結婚の疑問・不安を解決して素敵な女性との結婚を目指しましょう!
国際結婚は日本人同士の結婚とは異なる点が多く、メリット・デメリットがそれぞれあります。
また、国際結婚は2つの国の法律やマナー、文化を跨いで婚姻関係を結ぶため、手続きやビザの取得、お相手への理解など疑問や不安は尽きません。
しかし、国際結婚をスムーズに行い、素敵な外国人女性と夫婦になるためには、これらの疑問や不安を乗り越える必要があります。
そこで、国際結婚相談所の利用がおすすめです。
国際結婚相談所を利用すると、お相手の紹介はもちろん、お見合いのセッティングや交際もサポートしています。
煩雑な手続きをスムーズに進めるだけでなく、交際経験が少ない男性でも安心して結婚を目指せるので、ぜひ国際結婚相談所の利用を検討してみてください。
ベトナム人女性との国際結婚にはアオザイブライダルがおすすめ!
国際結婚を希望する方には、ベトナム人女性との結婚がおすすめです。
ベトナム人女性がおすすめな理由は以下の通りです。
- 素朴で可愛らしい女性が多い
- ベトナム人女性はある程度年齢を重ねた男性に魅力を感じる
- バツイチ男性でも問題ない
未婚の日本人男性が悩みがちな年齢差やバツイチなどの不安点があっても、ベトナム人女性はあまり気にしない方が多いため、問題なく結婚できる場合があります。
また、ベトナム人女性は素朴で可愛らしい方が多く、日本人男性と相性が良い傾向にある点も魅力の1つです。
しかし、ベトナム人女性との出会いが難しい、国際恋愛・結婚は方法がわからないといった点が課題ですよね。。
そこで、ベトナム人女性との恋愛や結婚は国際結婚相談所「アオザイブライダル」にご相談ください!
女性との出会いから交際〜結婚までの流れや法的・事務的な手続きまでトータルでサポートいたしますので、興味がございましたらお気軽にご相談いただけますと幸いです。