結婚相談所のカウンセラーと合わないと感じたら|原因別の対処法
面談のたびに気持ちが重くなる。連絡を開くのが億劫になる。結婚相談所のカウンセラーと合わないと感じながら、言い出せずに活動を続けている方は少なくありません。
本記事では、「合わない」という感覚を3つの原因に分けて整理しました。原因がどれなのかで、次に取るべき行動が変わってくるためです。
先にお伝えしておくと、合わないと感じること自体は、あなたの落ち度でも担当者の落ち度でもない場合があります。仲人の立場から、感覚を具体的な打ち手に変える順番で説明します。
結論|「合わない」は3つの原因に分けられる
結婚相談所でカウンセラーと合わないと感じる状態は、相性の問題・力量の問題・期待のズレの問題の3つに分けられ、それぞれ対処が異なります。最初に、この記事の骨組みをお伝えします。
- 相性の問題:話し方のテンポや指摘のされ方が噛み合わない。人と人の組み合わせの話です
- 力量の問題:連絡や進行、提案の中身など、対応そのものに引っかかりがある状態です
- 期待のズレの問題:担当者に求めている役割と、相談所側が想定している役割が食い違っている状態です
「担当変更を申し出る」という打ち手はよく知られています。ただ、原因が期待のズレなら、担当を替えても同じ感覚が戻ってくることがあります。逆に力量の問題なら、伝え方を工夫するより変更を申し出るほうが早い場合もあります。
だからこそ、動く前に切り分けます。どれか一つに決めきれなくても構いません。比重がどこにあるかが見えれば十分です。
合わないと感じているのは、3つのうちのどれなのか。一人で決めきれないなら、仲人と一緒に切り分けてみませんか。
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原因①相性の問題|どちらが悪いという話ではない
相性の問題は担当者の能力とは別の軸にあり、どちらかが悪いと判断しにくい種類の噛み合わなさです。まず、切り分けが難しいものから見ていきます。
話すテンポが合わない。指摘の言い方が刺さる。雑談の量が多すぎる、あるいは少なすぎる。こうした引っかかりは、担当者の仕事ぶりとは別の場所で起きています。
ここで押さえておきたいのは、相性は優劣ではないという点です。同じ担当者に安心を感じる会員もいれば、窮屈さを感じる会員もいます。その差は、どちらかが間違っているから生まれるものではありません。
相性の問題かどうかは、次の見方で確かめられることがあります。
- 具体的な不備を挙げられるか:連絡が来ない、話が違うといった事実を挙げられないなら、相性側の可能性があります
- やり取りの内容ではなく空気に疲れるか:内容に不満はないのに面談後に消耗するなら、噛み合わせの話かもしれません
- 他の場面でも似た相手が苦手か:職場などで同じタイプに苦手意識があるなら、担当者固有の問題とは限りません
相性の問題だと分かった場合、我慢を続ける必要はありません。担当変更を申し出られる相談所もあります。人格を否定せずに伝える形は取れます。伝え方は後の章で扱います。
原因②力量の問題|事実として引っかかっている部分
力量の問題は感覚ではなく事実として挙げられるもので、連絡・進行・提案の3点に現れやすい部分です。次に、事実の側を見ます。
外から見える情報だけで担当者の力量を判断するのは、難しい面があります。返信が遅い背景に、確認待ちの事情が挟まっていることもあります。そのうえで、引っかかりが事実として挙げられるかどうかは、切り分けの手がかりになります。
- 連絡:問い合わせへの返信が滞る、進捗の共有がないなど。「放置されている」と感じる状態は、ここに含まれます
- 進行:お見合いの日程調整や次の手続きが止まったまま動かない状態です
- 提案:紹介される相手の傾向が希望と繰り返しずれる、質問への回答が具体的にならないといった場面です
3点のうち当てはまるものがあれば、まず担当者本人に事実として共有してみてください。伝えていなかっただけで、対応が変わることもあります。伝えても変わらないなら、変更の申し出に進む段階です。
なお、担当者への不満と、相談所の仕組みへの不満は別物です。連絡の頻度がプランで決まっている場合、担当者を替えても頻度は変わりません。ここが混ざると、次の原因につながります。
原因③期待のズレの問題|求めている役割が違っている
期待のズレの問題は担当者への期待と相談所が想定する役割の食い違いで、担当を替えても解消しにくい種類の問題です。3つ目は、見落とされやすい原因です。
「もっと引っ張ってほしい」と感じる方もいれば、「そこまで踏み込まないでほしい」と感じる方もいます。どちらも自然な希望です。ただ、相談所側が想定している関わり方と離れていると、担当者が誰であっても同じ感覚が残ります。
ズレが起きやすいのは、次のような場面です。
- 決める主体の認識:相手を絞る判断を担当者に委ねたい方と、判断は本人が行うものと考える担当者とでは、期待が噛み合いません
- 踏み込みの深さ:服装や話し方まで率直に指摘してほしい方と、求められた範囲で助言する担当者では、物足りなさが生まれることがあります
- 関わりの頻度:伴走の量は、相談所の型やプランによって設計が異なる場合があります
ズレを確かめる方法は、担当者に「どこまでお願いできるものですか」と役割の範囲を直接聞くことです。範囲が分かれば、期待の側を調整するか、範囲の広い場に移るかを選べます。感覚のまま抱えているより、輪郭がはっきりします。
このズレを抱えたまま活動を続けると、相手選び以外のところで消耗しがちです。負荷が重いと感じるなら、婚活に疲れたときの休み方も参考にしてください。
担当変更の申し出方|事実の共有・希望の明示・依頼の3ステップ
担当変更は事実の共有・希望の明示・依頼の3ステップで伝えると、人への否定にならず角が立ちにくい形になります。切り分けが済んだら、伝え方です。
申し出をためらう背景に、「相手を責めることになるのではないか」という気がかりが挟まることがあります。その気がかりは、伝える順番を変えることで軽くできる部分があります。
- 事実の共有:起きたことだけを述べます。「先月から連絡の間隔が空いています」のように、評価を混ぜずに事実を置きます
- 希望の明示:どうしたいかを述べます。「もう少しこまめに状況を確認したいと考えています」のように、主語を自分にします
- 依頼:担当変更をお願いしたい旨を伝えます。「相性の面で、担当の方を替えていただくことは可能でしょうか」といった形です
この順番の狙いは、話を人の評価から外すことにあります。「合わない」とだけ伝えると人物評価に聞こえますが、事実と希望を先に置けば、条件の調整として扱われやすくなります。
申し出先は、担当者本人ではなく相談所の窓口や責任者になっている場合があります。問い合わせ先が分からないときは、入会時の書類や会員向けページを確認してみてください。言いにくければ、メールや書面で伝える方法もあります。
伝えたことで気まずくなるのを心配される方もいます。ただ、途中で辞めるより担当を替えて続けるほうが、相談所にとっても望ましい場面はあります。過度に身構えなくて構いません。
どう切り出すかは、契約の内容や担当者との関係によってまるで違います。自分のケースならどう言えばいいのか、現地ホーチミンに常駐する日越2名の仲人に直接聞いてみてください。
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仲人が間に立つ形では、相性の影響が出やすい構造
仲人が間に立つ形の相談所は担当との接点が多くなりやすく、その分だけ相性の影響が活動全体に及びやすい構造です。ここで、構造の話をします。
担当者と合わないという悩みが重く出るかどうかは、相談所の型にも左右される部分があります。相手探しから交際中の相談まで担当者を経由する形では、やり取りの回数が自然と増えます。接点が多いほど、噛み合わなさが積み重なりやすくなります。
一方、システム上で相手を検索して自分で申し込む形が中心なら、担当者との接点は相対的に少なくなります。同じ「合わない」でも、活動に及ぼす影響の大きさが変わります。
接点が多い形が悪いという話ではありません。伴走の量が多いことは、迷ったときに相談できる利点と表裏にあります。相性が合ったときの追い風も、同じ構造から生まれます。
つまり、伴走の厚さと相性リスクは同じ構造の裏表です。型ごとの違いは仲人型とデータマッチング型で整理しました。自分がどちらの型にいるのかを知ると、いま感じている重さの理由が説明しやすくなります。
それでも変わらないとき|セカンドオピニオンという段階
担当を替えても状況が変わらないときは、外部の無料相談で意見を聞くセカンドオピニオンを、乗り換えを決める前の段階として置けます。最後に、変更しても解決しなかった場合です。
担当者を替えて同じ感覚が戻ってくるなら、原因が担当者個人ではなく、相談所の設計や自分の期待の側にある可能性が出てきます。ただ、その判断を渦中の一人で下すのは難しいものです。
そこで挟めるのが、セカンドオピニオンです。医療と同じで、別のところの無料相談で状況を話し、見立てを聞いてみる段階を指します。
- 確かめること:いま感じている引っかかりが、その相談所固有のものか、婚活で一般に起きるものか
- 聞くこと:他の場では、担当者の関わり方や連絡の頻度がどう設計されているか
- 決めないこと:話を聞いた場でその日のうちに乗り換えを決める必要はありません
そのうえで乗り換えを検討する場合、費用や活動期間の仕切り直しが伴います。判断の材料は結婚相談所の乗り換えにまとめました。合わないまま在籍を続けることも、替えることも、どちらも選べる状態にしておくのが安全です。
よくある質問(FAQ)
よくいただく質問は「すぐ変更を申し出ていいか」「気まずくならないか」「合わないまま続けるとどうなるか」「変えても合わないときは」の4つです。カウンセラーと合わないと感じたら、すぐ担当変更を申し出ていいですか?
申し出て構いません。担当変更の窓口を設けている相談所もあり、申し出そのものが特別な行為とは限りません。ただ、原因が期待のズレにある場合は替えても同じ感覚が残ることがあるため、先に切り分けておくと動きやすくなります。
担当変更を申し出ると、気まずくなりませんか?
気まずくなるとは限りません。人への評価ではなく、事実の共有・希望の明示・依頼の順で伝えると、条件の調整として扱われやすくなります。担当者本人ではなく、窓口や責任者に伝えられる場合もあります。
合わないまま活動を続けると、どうなりますか?
相手選びとは別のところで消耗しやすくなる場合があります。面談のたびに気が重いなら、その負荷は活動そのものへの意欲にも影響しかねません。いったん距離を置く選択も含めて、婚活に疲れたときの休み方を参考にしてください。
担当を替えても合わないときは、乗り換えるべきですか?
すぐに乗り換えると決める必要はありません。まず外部の無料相談で状況を話し、原因が相談所の設計にあるのか自分の期待の側にあるのかを確かめる段階を挟めます。そのうえで、費用や仕切り直しの負担と見比べてから決めると、判断の材料がそろいます。
まとめ|感覚のまま抱えず、原因を分けてから動く
カウンセラーと合わないという感覚は、相性の問題・力量の問題・期待のズレの問題の3つに分けると、それぞれ別の打ち手が見えてきます。最後に要点を整理します。
- 相性の問題:優劣ではない噛み合わせの話。我慢せず担当変更を申し出てよい部分
- 力量の問題:連絡・進行・提案として事実を挙げられる部分。まず本人に共有し、変わらなければ変更を申し出る
- 期待のズレの問題:役割の認識の食い違い。担当を替えても残りやすく、役割の範囲を直接確かめるところから始める
申し出るときは、事実の共有・希望の明示・依頼の順で伝えると角が立ちにくくなります。それでも変わらないなら、外部の無料相談で見立てを聞くセカンドオピニオンの段階を挟めます。
いま合わないと感じていることは、あなたの落ち度でも担当者の落ち度でもない場合があります。切り分けができると、次の一手を考えやすくなります。
今の相談所を続けるか、土俵を変えるか。結論を出す前に、外の意見を一つ聞いてみるだけで十分です。
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Supervisor
この記事の監修者
安仲 圭大(アオザイブライダル代表)
2021年よりベトナム・ホーチミン在住。現地で貿易を行う商社と不動産販売会社を経営し、ベトナム人仲人と日本人仲人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の国際結婚をサポートしている。
執筆協力:Pham Thi Thanh An(シニアカウンセラー)
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