ベトナム女性と国際結婚、高度経済成長下のベトナムで不動産投資

大半の多くのベトナム人は、必要以上に預金をしない傾向があります。そもそも所得が少ないということもありますが、ただ漠然と将来の不安で預金をするのではなく、ベトナムは、日本の高度経済成長のように景気が右肩あがりということもありますし、今現在の楽しみのために、お金を使うという文化が主流です。

ベトナムの不動産投資

高度経済成長で、ベトナム人の給料は上昇傾向にあります。会社に勤めながらでも、副業で、事業を立ち上げたり、不動産や株式投資で、それなりの分配金やリターンをもらっている人もいます。日本以外の国では、資産は、金(ゴールド)に人気がありますが、ベトナムでも、預金をするより現金を不動産や金(ゴールド)にする傾向があります。税制面において、不動産は相続税、贈与税も二親等以内であれば無税となっており、資産として、子孫に不動産を引き継ぐこともできます。お金持ちであれば、不動産や金(ゴールド)で次の世代に引き継いでいくことも可能になっています。

ベトナム人は昔から、住宅、不動産については、いろいろ思い入れがあります。特に男性は、家を持つことが一人前の条件でもあって、新築などの住宅の購入のために頭金を貯めて、足りない残りは親類や親族から借入れし、住宅を購入する人が多くなっています。一軒家の人気が高く、マンションなどは住居ではなくて、投資として考えているようです。共産主義国家のベトナムでは土地は国の所有物であって、土地は、使用権として「権利」として認められているだけです。ただし、ベトナム人やベトナム企業の場合であれば、永久使用権が認められていて、資産として引き継ぐことも可能になっています。

不動産を購入する場合に、すぐに利益が見込める利回りの物件を購入する場合と、利益はすぐに見込めなくても、将来的なキャピタルとして、長期でリターンを得ることのできる土地や建物を購入する場合があります。ベトナムは好景気ということもあって、融資の金利が高いので、住宅ローンをあまり組んでいる人が少なく、住宅は、全額、キャッシュでの購入する人が多いです。

ベトナムでは、2015年の住宅法において、外国人でも条件付きなら、マンションや住宅を購入できるようになりましたが、未だに、外国人は、土地は購入できません。

ベトナムの土地の特殊性

ベトナムで投資するとなると、ベトナムの土地の取り扱いが気になるとことですが、ベトナムでは、土地の所有権を取得することはできません。土地の使用者は、土地に対して使用権しかありません。共産主義は、土地の私有化を禁じています。使用権の内訳としては、実質、所有権に近いものになっています。第三者に対して対抗できる登録制度もあって、権利として確保でき、利用、活用することができて、当該使用権の一般的な処分、具体的には、譲渡や売却なども行うことができます。

外国人の投資家に対しては、国内の法令だけではなくて、国際条約などでもベトナムでの投資に関する不動産などの財産権が保護されるために、「使用権」しかないということを、心配する必要はないでしょう。日本では、所有権はありますが、固定資産税も支払わなければなりませんし、収用などでは所有権を失うことがありえますので、日本の場合でも、所有できたからといって、手放しで安心できるわけではありません。

今後のベトナムの経済

日本は、世界的に見ても貯金率の非常に高い国なので、日本と比較するとどうしても、ベトナムは貯蓄感覚が低いということになります。しかしながら、ベトナムの最近の貯蓄率の統計を見ると、日本の貯蓄率は低下傾向にあって、近い将来には、ベトナムと日本の貯蓄率は、かなり近づいてくると予測されています。直近のベトナムの総貯蓄率は、2021年に34.3%にもなりました。前期の2020年の25.4%と比べてみると、大きく増えています。ベトナムでは、長い間、貯蓄率は低い水準で推移していましたが、2020年と2021年の間だけかもしれませんが、大きな増加がみられました。

ベトナムでは、共産主義社会だからということではありませんが、お金は家族の共有財産と認識されています。家族のためということであれば、ベトナム人は、旺盛な消費意欲を持っています。それと、日本に比べて、若い人が多い国です。ベトナムでは、貯金する人もいますが、使ってしまう人も多いです。給料日から1週間程度のあいだで、家族でショッピングモールなどに出かけて、買い物や食事を楽しみます。日本で問題になっている消費意欲が減少という傾向はベトナムではありません。

せっかく、ベトナムで婚活して、うまくいけばカップルができて、デートになって、晴れて国際結婚の夫婦になれば、ベトナムに親戚ができて、ベトナムの経済情報が入手しやすくなりますので、ベトナムでの投資はおすすめです。