アオザイブライダル

長男は婚活で不利?相手が気にする4つの点と伝え方

「長男 婚活 不利」と調べると、「長男との結婚はやめとけ」「しない方が良い」といった言葉が並びます。長男に生まれたのは自分で選んだことではないのに、婚活で避けられるのではと不安になる方もいるはずです。

本記事では、長男が婚活で気にされやすい理由を、生まれ順ではなく暮らしの中身に分けて整理しました。そのうえで、自分と家族の考えをそろえる手順と、相手への伝え方を並べます。

結論から言えば、結婚相手が気にするのは「長男」という肩書きではなく、親との同居・介護・家業やお墓・実家との距離という4つの暮らしの話です。4つの考えを言葉にできれば、長男であることは婚活で大きな壁になりにくくなります。

この記事は、まだお相手がいない独身の日本人男性に向けて書いています。

書き手は、ベトナム・ホーチミンに常駐するアオザイブライダルの仲人です。日本人とベトナム人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の婚活をお手伝いしています。

長男としての家の事情をどう話せばよいか迷っている方は、まず仲人に状況を聞かせてください。

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結論|長男の婚活で気にされるのは4つの暮らしの話

長男の婚活で相手が気にしやすいのは、親との同居・親の介護・家業やお墓・実家との距離の4点で、生まれ順そのものではありません。

「長男との結婚はやめとけ」という言葉の中身を分けると、次の4つの心配に行き着きます。

  • 親との同居:結婚後に夫の親と一緒に暮らすことになるのか、という住まいの心配です
  • 親の介護:夫の親に介護が必要になったとき、誰がどこまで担うのか、という役割の心配です
  • 家業・お墓・家を継ぐこと:家業の手伝いや、お墓・仏壇の管理を求められるのか、という家の心配です
  • 実家との距離:帰省や親戚付き合いの頻度、実家の近くに住むかどうか、という距離感の心配です

4つの心配は、長男でなくても起こり得ます。次男や一人っ子でも親と同居する方はいますし、長男でも親と離れて暮らす方はいます。

つまり、相手が知りたいのは「長男かどうか」ではなく「結婚後の暮らしがどうなるか」です。4つの点について自分の答えを持つことが、長男の婚活でいちばん効く準備になります。

統計で見る親との同居|夫の母親と同居する夫婦は1割前後

国の調査では、夫の母親と同居する夫婦の割合は、妻が30代の夫婦で7.6%と、2000年代初頭の2割程度から下がっています。

「長男と結婚したら親と同居」というイメージが、今の暮らしにどこまで当てはまるのかを、公的な統計で確かめます。

国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」(2021年)では、夫の母親との同居割合を、妻の年齢別に集計しています。対象は、妻が50歳未満の初婚どうしの夫婦です。

妻の年齢夫の母親と同居している割合(2021年)
30歳未満4.7%
30〜39歳7.6%
40〜49歳11.0%

同じ調査では、夫の母親との同居は2000年代初頭には2割程度だったと説明されています。結婚後に夫の母親と同居する夫婦の割合は、20年ほどで大きく下がっています。

世帯全体で見ても同じ流れです。厚生労働省の「2024年国民生活基礎調査」では、三世代世帯は全世帯の3.4%でした。同じ表で1986年は15.3%です。

統計は、長男の家に限った数字ではありません。ただ、「結婚すれば同居が当たり前」という前提は、今の夫婦の暮らし方とは離れつつあります。同居を考えていないなら、そのことを伝えるだけで相手の心配の一つは小さくなります。

①親との同居|「するか・しないか・いつ考えるか」を決めておく

親との同居については、今の時点で同居するつもりか、しないつもりか、将来の状況次第かを、自分の言葉で答えられるようにしておきます。

同居は、結婚後の暮らしに最も直接かかわる話題です。あいまいな答えは「いずれ同居を求められるのでは」という想像を招きます。

答え方は、3通りに整理できます。

  • 同居しない:結婚後は二人で暮らす予定だと、はっきり伝えます
  • 同居する予定がある:理由と、住まいの形(二世帯住宅など)を合わせて伝えます
  • 将来の状況次第:親の健康などで変わる可能性と、そのときは相手と相談して決める姿勢を伝えます

どれを選んでも、婚活ができなくなるわけではありません。大切なのは、相手が判断できる材料を出すことです。

いま実家に住んでいる方は、実家暮らしそのものへの見られ方も気になるはずです。実家暮らしの男性の婚活で、自立・家事力・親との距離に分けて整理しています。

②親の介護|「誰がどこまで担うか」を家族で分けておく

介護の心配に応えるには、親に介護が必要になったときの分担を、きょうだいや親と先に話し、妻任せにしない方針を伝えることが大切です。

「長男の嫁が介護を担う」というイメージは、相手が不安を感じやすい点です。介護の分担は家庭ごとに違い、長男の妻が担うと決まっているわけではありません。

それでも相手が心配するのは、夫の家で介護の話が決まっていないからです。決まっていなければ、いちばん近くにいる人が担うことになりかねません。

そこで、相手に伝える前に、自分の家族で次の点を確かめておきます。

  • 親は今、健康面で心配があるか
  • 介護が必要になったとき、きょうだいでどう分担するつもりか
  • 介護サービスや施設の利用を、親自身がどう考えているか

完璧な計画は要りません。「介護は自分ときょうだいで考え、妻に一人で担ってもらうつもりはない」と言えるだけで、相手の受け止め方は変わります。

すでに親の介護をしながら婚活している方は、親の介護をしながらの婚活で進め方をまとめています。

③家業・お墓・家を継ぐこと|求める範囲を具体的にする

家業やお墓を継ぐ予定がある場合は、相手に求めることと求めないことを具体的に分けて伝えると、「長男の嫁」という漠然とした不安が減ります。

長男であることで、家業や田畑、お墓や仏壇を引き継ぐ立場にある方もいます。相手が不安に感じるのは、継ぐこと自体より「自分にも何かを求められるのか」が見えない点です。

伝え方の例を、項目ごとに整理しました。

項目相手が知りたいこと伝え方の例
家業手伝いを求められるか「家業は自分が継ぐが、妻に手伝いは求めない」
田畑・家住む場所が決まっているか「いずれ実家の土地に住むつもり」
お墓・仏壇管理や法事の役割「お墓の管理は自分が担う。法事は年1回程度」
親戚付き合い行事への参加の頻度「正月とお盆に顔を出す程度」

表の伝え方は一例です。大切なのは、自分の家の実情に合わせて「どこまでを相手に求めるか」の線を引いておくことです。

家業を継ぐ予定の方は、住む場所や仕事の時間も相手の判断材料になります。農家・家業を継ぐ男性の婚活で、家業がある場合の進め方を詳しく整理しています。

④実家との距離|帰省と親戚付き合いの頻度を言葉にする

実家との距離は、実家の近くに住むか、帰省はどのくらいか、親が新居にどう関わるかの3点を言葉にすると伝わります。

同居をしなくても、実家との距離が近すぎると感じると、相手は負担を想像します。逆に、距離感が具体的に分かれば安心につながります。

確かめておきたいのは、次の3点です。

  • 結婚後、実家からどのくらいの距離に住むつもりか
  • 帰省や親戚の集まりは、年に何回くらいあるか
  • 親が新居に来る頻度や、生活に口を出すことがあるか

3点目は、自分では気づきにくいところです。親との関係が近い方ほど、親の考えも確かめておくと、あとで食い違いが起きにくくなります。

家の事情は一人ひとり違うので、どこまで話せばよいか迷うのは自然なことです。ご自身の場合の伝え方を、LINEで仲人に相談してみてください。

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伝える前に|自分の考えと家族の考えを分けて整理する

長男としての事情を相手に伝える前に、4つの点について「自分の考え」と「親の考え」を分けて書き出し、食い違いがあれば先に親と話します。

婚活の場で困りやすいのは、本人は同居しないつもりでも、親は同居を望んでいる場合です。本人の答えと親の期待がずれたままだと、交際が進んでから問題になります。

整理の手順は、次の3段階です。

  1. 4つの点について、自分の考えを1行ずつ書き出す
  2. 親に、同居・介護・家業やお墓についての希望を聞く
  3. 自分と親の考えがずれている点を、婚活を本格的に進める前に話し合う

親の希望を全部かなえる必要はありません。ただ、親がどう考えているかを知っておけば、相手に聞かれたときに正直に答えられます。

親と話すときは、「結婚相手に説明できるようにしておきたい」と目的を伝えると、話が進みやすくなります。親から結婚を急かされている方は、親に結婚を急かされる男性へも参考になります。

相手への伝え方|時期ごとに伝える量を変える

長男としての事情は、プロフィールでは一言、お見合いでは聞かれたら短く、交際中に詳しく、と段階を分けて伝えます。

最初から全部を話す必要はありません。関係が深まるほど、話す量を増やしていく形が自然です。

時期伝える量伝え方の例
プロフィール一言「長男ですが、結婚後は二人で暮らす予定です」
お見合い聞かれたら短く同居の予定の有無と、家業の有無だけ答える
交際中4つの点を具体的に介護の分担やお墓の管理まで話し合う

プロフィールで同居しない予定を書いておくと、長男であることへの心配を先回りして和らげられます。同居の予定がある場合も、隠さず書くほうが、あとで話が食い違うより誠実です。

交際中は、話すだけでなく相手の考えを聞くことも大切です。相手の家族との距離感の希望も聞き、二人の暮らし方を一緒に決めていきます。

仲人としては、交際期間のうちに同居・介護・お墓について一度は話し合うことをおすすめしています。当相談所の交際期間は3か月なので、婚約を決める前に話す時間を取れます。

ベトナム人女性との婚活で長男が考えておくこと

当相談所の女性会員では、お相手の親との同居を許容すると登録した方が50.6%で、許容しない方とほぼ半々でした。

ベトナム人女性との婚活でも、長男としての事情を伝える意味は変わりません。当相談所の女性会員の登録内容を集計した数字を紹介します(2026年9月5日時点)。

  • お相手の親との同居を許容する会員:807名(50.6%)
  • お相手の親との同居を許容しない会員:788名(49.4%)
  • 母数は、同居の項目に記載がある1,595名です

親との同居は、記載がある会員の中でほぼ半々に分かれています。同居を予定している方も、予定していない方も、条件が合うお相手を探す余地があります。

ただし、この数字は登録値の集計です。紹介できる人数や、結婚できることを保証するものではありません。集計の詳細はベトナム人女性会員の統計にまとめています。

国際結婚では、お相手の親がベトナムに住んでいる場合もあります。自分の親との距離に加えて、お相手の家族とどう関わるかも、二人で話し合う点になります。同居の希望がある方は、早い段階で仲人に伝えてください。

長男の婚活のよくある質問

よくいただく質問は「長男は本当に不利か」「同居予定は書くべきか」「親が同居を望んでいる」「お墓を継ぐ予定」の4つです。

長男は婚活で本当に不利ですか?

長男という生まれ順だけで、婚活の結果が決まるわけではありません。相手が気にしやすいのは、親との同居・介護・家業やお墓・実家との距離という暮らしの話です。4つの点について自分の考えを伝えられれば、心配の多くは和らげられます。

親と同居する予定は、プロフィールに書くべきですか?

同居の予定がある場合は、理由と住まいの形を短く書いておくことをおすすめします。会ってから伝えるより、最初から分かっているほうが、相手は落ち着いて判断できます。予定がない場合も「結婚後は二人で暮らす予定」と書けば、相手の心配を先回りできます。

自分は同居したくないのに、親が同居を望んでいます。どうすればいいですか?

婚活を本格的に進める前に、親と一度話し合っておくことをおすすめします。親の希望と自分の考えがずれたままだと、交際が進んでから問題になりやすいためです。親の希望を全部かなえる必要はなく、自分の考えを伝えたうえで、相手と相談して決めると親に話しておく形もあります。

お墓や仏壇を継ぐ予定です。相手に負担をかけることになりますか?

お墓や仏壇を継ぐことと、相手に何を求めるかは、分けて考えられます。管理は自分が担う、法事は年に何回程度、と具体的に伝えると、相手は負担の大きさを判断しやすくなります。求める範囲を先に決めておくことが大切です。

まとめ|長男の婚活は「暮らしの答え」を用意すれば進められる

長男の婚活は、相手が気にする4つの点について自分と家族の考えをそろえ、段階に分けて伝えることで、不利を必要以上に恐れず進められます。

最後に要点を整理します。

  • 気にされる点:生まれ順ではなく、親との同居・介護・家業やお墓・実家との距離という4つの暮らしの話です
  • 統計:夫の母親と同居する夫婦は、妻が30代で7.6%(2021年)と、2000年代初頭の2割程度から下がっています
  • 準備:4つの点について、自分の考えと親の考えを分けて書き出し、ずれがあれば先に親と話します
  • 伝え方:プロフィールでは一言、お見合いでは短く、交際中に具体的に、と段階を分けます

「長男との結婚はやめとけ」という言葉は、同居や介護の心配が一括りにされたものです。中身を分けて答えを用意すれば、長男であることは相手が判断するための一つの情報になります。

ベトナム人女性との婚活でも、親との同居を許容する会員と許容しない会員はほぼ半々でした。ご自身の家の事情に合うお相手がいるかどうか、まずは仲人に聞いてみることから始められます。

長男としての事情を踏まえて婚活の進め方を知りたい方は、LINEから気軽にご質問ください。

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参考

(参考資料は2026年10月12日に確認しました。)

Supervisor

この記事の監修者

安仲 圭大(アオザイブライダル代表)

2021年よりベトナム・ホーチミン在住。現地で貿易を行う商社と不動産販売会社を経営し、ベトナム人仲人と日本人仲人の2名体制で、日本人男性とベトナム人女性の国際結婚をサポートしている。

執筆協力:Pham Thi Thanh An(シニアカウンセラー)

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