ベトナムへの投資、ファンドの利用、投資信託について
ファイブスター投信投資顧問が設定して、運用する「ベトナム・ロータス・ファンド」では、2021年のトータルリターンについては、79.33%とファンド分類平均を54.97上回ったと発表がありました。ベトナムを投資対象国とするファンドの中では、トップの成績をおさめていて、カテゴリー32本中で1位のリターンになっています。ファンド・オブ・ザ・イヤー2021では「国際株式(グローバル)型」部門で最優秀ファンド賞を受賞しています。
ベトナム株は、2021年には、日本円ベースで55%の上昇がありました。ベトナムは、経済が好調、企業業績が好調です。今後もこの好調ぶりは、堅調に続いていくものと思われます。ベトナムでは、個人での新規の口座の開設数がベトナム史上で最高だったとのことです。個人に投資ブームが起こっています。ベトナム株式市場は個人の市場シェアが8割を超えていて、個人投資家が中心のマーケットとなっています。
これは、ちょうど日本が1970年からの20年で株価が20倍になったような市場が、ベトナムで再現されていると証券会社などは、証券アナリスト等は分析しています。
ベトナムは、共産主義国家ですが、政治が安定していて、共産党を中心として、国が順調に運営されています。国家戦略としては、中国に続いて、世界の生産拠点にしよう、世界の工場になろうという目標があります。経済への思い入れや、方針は、中国以上に強化されています。共産主国家だからと個人投資をあきらめるべきではないと思います。
一般的に、投資の原則は、長期投資と分散投資にあります。投資の分散は、先進国と新興国という分類になりますが、新興国の中には、中国、台湾、ブラジルあたりは有名ですが、ベトナム人との交際や婚姻を機会として、ベトナムを投資先に加えて、アセットクラスとして検討するのはいかがでしょうか。投資の基本は、分散投資ですが、その分散先のメンバーに加えるべきではないかと思います。
ベトナムのように、継続・持続的に経済成長があるということは、株価の上昇の可能性がきわめて、高いということになります。ベトナムの経済は、これからも成長が見込まれています。これからもベトナム株式は上昇する可能性が高いと思われます。日本人が、ベトナム市場への投資ということになると、投資信託が一般的になっています。個別株を注文する場合では、投資対象となる企業の業績や将来性などについて分析することになってしまいますが、ベトナム株の場合、日本語で関連情報を見るのは難しくなりますので、投資対象となる企業の事業セクターについての知識を集めるのはむずかしいのが現状です。投資信託で投資するほうが無難です。
ところが、ベトナム人女性と結婚すれば、家族の身内にベトナムの方がいることになって、いろいろ情報を得ることができます。ベトナム投資で堅実な成果を得る方法としては、投資信託というのが一般的ですが、ベトナムの身内、知り合いがいれば、現地の情報が入手しやすいので損失のリスクを抑えることができると思います。
ベトナムの平均年収
調査結果によりますと、ベトナム人の2019年の国内平均年収は、日本円で約41万円程度、月収に換算すると、約3万4千円の収入となっています。日本に比べるとかない低いです。ハノイやホーチミンなどの大都市でも日本よりかなり低くなっています。これだけ収入が低いと、そもそも、投資などできないではないかと思われると思います。そこで、今回、婚活で、お見合いなどをして、結婚すれば、ベトナムの人と親戚関係になりますので、投資のための情報が、日本人より有利に入手できると思っています。高度経済成長の続いているベトナムへの投資はおすすめです。人口構成からして、今後も21世紀半ばまで、ベトナムの経済成長はつづくと思われます。
人口ボーナス期
これだけ好調なベトナムには理由があります。ベトナムの経済成長が続く理由のひとつに人口ボーナス期というのが指摘されています。
「人口ボーナス期」とは、総人口に占める生産年齢、15歳以上、65歳未満の人口の比率が高い時期と言う意味です。ベトナムではこれが、21世紀の半ば、2040年頃まで続く見通しとなっていると推測されています。今は、ベトナムは、人口ボーナス期の真っただ中にあります。この高度成長はまだまだ続くと言われています。
ベトナムではGDPは6%前後の成長がずっと続いていますが、この高い経済成長率が持続する可能性が高いと世界中で分析されています。世界的にも、日本が、貯金率の高い国であって、日本と比較すると、どうしても、ベトナムは、貯蓄や投資感覚が低いということになります。
ただし、日本の最近の貯蓄率の統計を見ますと、日本の貯蓄率は、年々、低下傾向にあって、近い将来、ベトナムと日本の貯蓄率は、かなり近づいてくると言われえています。投資についても、日本に近づくのは、近い将来だと思います。