茶わんと受け皿の使い方
ベトナムでは、おしゃれなお店、レストランに食事へ行くと、席には、茶わんとソーサーが準備されていることがあります。ソーサーとは、カップの下に置かれる受け皿のことです。欧米の洋食器には本来、マグカップを除いて、すべてのカップには、ソーサーが付属します。これは、取り皿に使うお皿ではなくて、茶碗の受け皿（ソーサ―）です。ソーサーは取り皿にしてはいけません。また、魚の骨やたまごの殻を置いてはいけません。これもマナー違反です。日本人は、取り皿を使うのに慣れているので、ついつい、ソーサーを取り皿として使ってしまいます。正しい使い方としては、茶わんとソーサーはセットになります。重ねたままで使用します。バラバラで使いません。
すすらない
フォーやラーメンは音を出して、すすってはダメです。欧米で、スープを食べる時に音をだしてはいけないのと似ています。日本人にとっては、ラーメンやおそば、うどんなどの麺類は、すすって食べるものだと思っています。この音は、ベトナムを含めて諸外国人からは、ヌードルハラスメントと言われています。ベトナムでは、数日滞在すれば、必ずフォーは出てきますので、注意が必要です。麺をすするのは、マナー違反です。ともかく、日本以外では、音を立てないように食べるよう心がけます。
チップ
ベトナムの南部などでは、アメリカの統治時代もあったために、チップの習慣があります。何かサービスをしてもらったとき、感謝のしるしとしてチップを渡します。高級なレストランやバーなどの店では、ウェイターなどそこの従業員はチップをもらうためにいろいろと気を配ってサービスをしてくれます。会計が終わったら、チップとして直接その人にわたします。ただし、バイクのタクシーやタクシー、シクロなどでは一般的に、チップが不要となっています。また、チップは小額の紙幣をわたすのは止めておきます。チップをわたす時は、基本的には1万ドン以上にします。ベトナムではまり硬貨は流通していません。紙幣は、200ドン、500ドン、1000ドン、2000ドン、5000ドン、1万ドンとなります。
食事を誘った方が会計する
ベトナムでは、食事は誘った方が会計を持つことが一般的なマナーです。割り勘にはしません。ベトナムで、基本的に食事に行くときは、誘った方が会計を持つのがマナーです。気軽な気持ちでフレンチのレストランに誘ったら、伝票を見て、たいへんな思いをすることもあります。
女性にお金は払わせない
デートなどでは、女性にお金は払わせないようにします。ベトナムでは、日本よりもレディファーストがあたりまえになっています。男性は女性に対して気遣い、大切に接するのが当たり前という風潮があります。
ベトナム人女性と食事をした時は、基本的に、会計は男性が持つと思っておいたほうがよいでしょう。女性側もそのつもりで食事をしていますので注意が必要です。デートでも彼女が途中で友達を呼んで、参加してもらう場合があります。人数が増えたらお会計の金額が増えるので、手持ちが足りないなんてことにならないよう、準備しておきましょう。
おしぼり・お茶
暑いベトナムのレストランでも、日本と同じようにおしぼりが出てきます。注意が必要なのは、ベトナムのレストランでは、基本、お水とおしぼりは有料になります。日本で最初に出てくるような冷たいお茶は「チャダー」といって、3000ドンくらいです。おしぼりは「カンラン」と呼ばれていて、お願いしなくても当たり前に出てきたり、はじめからテーブルに置いてあります。使うと、会計で2000ドンくらい請求されます。なかには、お店によっては、ちょっとしたおかず類も置いてあることがあります。もちろん、こちらも食べたら、その分、支払いとなります。サービスで置いてあるわけではないので注意しましょう。唐辛子やライムなどの調味料類は無料になる店がほとんどです。 なお、支払の会計は、各テーブルで行います。
食事を残してもOK
料理を食べきれずに残した場合ですが、ベトナムでの、おもてなしの場や宴会では、食べきれないほどの料理が出てくることがあります。その時は、出されたものを残してしまっても構いません。複数人で屋台に行った場合でも、食べ物を残しても特にとがめられることはありません。ただし、その分も会計は必要になります。
持ち込み
ベトナムでは、大衆的なレストランであれば、飲み物や食べ物を持ち込む人もいます。他の店で注文したフォーを別のカフェなどに持ち込んで食べる人もいるらしいです。日本に比べれば、飲食物の持ち込みは、ベトナムでは、あまりとやかく言われることはありません。
乾杯
ベトナムでは、乾杯は何度も何度もします。日本であれば、乾杯をするのは飲み会の最初だけか、別のテーブルなど挨拶に行った時などに再度、乾杯をする程度ですが、ベトナムでは同じ席でも何度も乾杯をします。
