ベトナム女性の恋愛観を知ることが、幸せな国際結婚の第一歩
近年、日本人男性とベトナム人女性のカップル・夫婦は確実に増えています。
しかし「なんとなく仲良くなれそう」「日本が好きって言ってくれたから」という気持ちだけで関係を進めてしまうと、後から価値観のギャップに戸惑うことも少なくありません。
そこでこの記事では、
- ベトナム女性が恋愛で大切にしているもの
- 日本の恋愛・結婚観とどう違うのか
- ベトナム女性と良い関係を築くためのポイント
をまとめてご紹介します。
「違う=問題」ではなく、「違うからこそ面白い・補い合える」と前向きに理解していきましょう。
1. 恋愛=ふたりの問題?それとも“家族ぐるみ”の話?
日本の傾向
日本では
「恋愛は本人同士の気持ちが一番大事」
という考え方が強く、親や兄弟の意見は“参考”程度という人も多いですよね。
ベトナム女性の恋愛観
一方でベトナムでは、
- 恋愛・結婚は家と家の結びつき
- 両親・家族に紹介するタイミングが早い
- 親が相手を気に入るかどうかをとても重視する
という傾向が強くあります。
そのため、日本人男性が
「まだ付き合って間もないのに、もう家族に紹介したいって言われた」
と驚くことも少なくありません。
彼女にとっては「本気だからこそ早めに親に紹介したい」という前向きなサインなのです。
ポイント:
- ベトナム女性にとって、
「家族に紹介する=真剣交際の証」 - 逆に、いつまでたっても家族に紹介してくれないと
「本気じゃないのかな?」と不安になります。
2. 「付き合う=結婚前提」が基本スタンス
日本の感覚
日本では、
- とりあえず付き合ってみて、合わなければ別れる
- 結婚は数年付き合ってから考える
と、恋愛と結婚を切り分ける考え方も一般的です。
ベトナム女性の恋愛観
ベトナムでは、
- 付き合ったら基本的に結婚を視野
- ダラダラと長く付き合って別れることを嫌う
- 将来の話(結婚時期、住む場所、子ども)を早い段階から話す
という特徴があります。
そのため、日本人男性が
- 「まだ付き合ったばかりなのに、結婚の話をされて重い…」
と感じてしまうこともありますが、
彼女にしてみれば
- 「時間と気持ちを真剣に使いたいから、将来をちゃんと確認したい」
という、とても現実的で真面目な考えから出ていることが多いです。
ポイント:
- 「いつ結婚したいと思ってる?」
- 「日本で暮らすのか、ベトナムで暮らすのか?」
など、将来のイメージを早い段階で話し合えると、信頼関係が深まりやすくなります。
3. お金よりも「責任感」と「将来設計」を重視
日本のイメージ
日本では、結婚相手に対して
- 安定した年収
- 正社員かどうか
- 有名企業かどうか
といったスペックに目が行きがちです。
ベトナム女性の恋愛観
ベトナム女性も、もちろん経済力を気にします。
しかしそれ以上に、
- 家族を大切にしてくれそうか
- 約束を守る人か
- 仕事に対してまじめか
- 辛いときに逃げずに向き合う人か
といった**人間としての「責任感」や「誠実さ」**をとても重視します。
さらに、
- 将来どんな生活をしたいか
- 日本で働き続けるつもりか
- ベトナムに戻る可能性はあるのか
など、長期的なライフプランを共有しようとする人が多いのも特徴です。
ポイント:
- 年収の高さよりも、
「コツコツ働いて家族を支え続ける覚悟」が伝わるかどうかが大事。 - 「仕事のことや未来の計画を、きちんと話してくれる男性」は、ベトナム女性から非常に信頼されます。
4. ロマンチックより「マメな連絡」と「安心感」
日本の恋愛スタイル
日本では、
- 記念日のプレゼント
- サプライズデート
といった“イベント”を重視する人も多いですよね。
ベトナム女性の恋愛観
ベトナム女性は、もちろんプレゼントも嬉しいですが、それ以上に
- 毎日のこまめなメッセージ
- 「おはよう」「おやすみ」「仕事終わったよ」などの一言
- 忙しくても一言だけは必ず返信する
といった日々の小さなコミュニケーションを大切にします。
特に国際カップルは、遠距離や時差があるケースも多いため、
- 返信が遅い=愛情が冷めた…?
と不安になりやすい一面もあります。
ポイント:
- たとえ忙しくても
「今は忙しいけど、夜に返事するね」
と一言送るだけで、安心してくれます。 - 長文よりも頻度と一貫性が大事。
「マメさ=愛情表現」と考える女性が多いです。
5. 伝統的な役割意識 × 現代的なパートナーシップ
日本の現状
日本では、
- 共働き家庭が増える一方で
- まだまだ「家事は女性」という考えも根強い
と、価値観が混在しています。
ベトナム女性の恋愛観
ベトナムでも、
- 「男性は家族を経済的に守る」
- 「女性は家庭を切り盛りする」
といった伝統的な価値観が今も残っています。
一方で都市部の若い世代の女性は、
- 自分も働きたい
- キャリアや自己成長も大切にしたい
- 夫とはチームとして支え合いたい
という、現代的なパートナーシップを望む人も増えています。
ポイント:
- 「家事は全部任せる」ではなく、できる範囲で一緒に家事をする姿勢を見せると好印象。
- 「日本ではこうだけど、ふたりはどうしていきたい?」と二人オリジナルのルールを作る対話が大切です。
6. 宗教・伝統行事・家族イベントへの参加意識
日本との違い
日本は宗教色が薄く、
お盆や正月も「なんとなく家族で集まる」感覚が強いかもしれません。
ベトナム女性の恋愛観
ベトナムでは、
- 祖先を大切にする文化(お墓参り・仏壇へのお供えなど)
- テト(旧正月)や家族の記念日に親戚一同で集まる
- お寺へのお参りや年中行事を大切にする
といった伝統行事が今も生活の中心にあります。
恋人や夫には、
- こうした行事に一緒に参加してほしい
- 自分の家族・親戚と良い関係を築いてほしい
という思いを持っている女性が多いです。
ポイント:
- 行事の意味やマナーが分からなくても、
「教えてくれる?」と素直に聞く姿勢があれば大丈夫。 - 家族イベントにまじめに参加することで、
彼女だけでなく彼女の家族からの信頼も一気に高まります。
7. 遠距離恋愛・オンライン恋愛との向き合い方
多くの日越カップルは、出会いの初期~結婚までは遠距離恋愛になります。
ベトナム女性は、
- 毎日のオンライン通話やビデオコール
- SNSでの近況シェア
- 写真や動画の送り合い
を通じて、距離を感じさせない関係づくりを大切にします。
日本人男性がやりがちなNGパターンは、
- 仕事が忙しくなると、連絡が極端に減る
- 既読スルー・未読スルーが長く続く
- 「会ったときに話せばいいか」と、気持ちを共有しない
といったものです。
ポイント:
- 会えない時間ほど「言葉」と「行動」で愛情を示す必要があります。
- 連絡頻度や通話のペースは、最初に**“二人のルール”を決めておく**と、お互いにストレスが減ります。
8. ベトナム女性と良い関係を築くための5つのコツ
ここまでの違いを踏まえて、日本人男性が意識したいポイントをまとめます。
① 家族を大切にする姿勢を見せる
- 彼女の家族の話をよく聞く
- オンラインでも良いので挨拶する
- ベトナム語ができなくても「こんにちは」「ありがとう」だけでも覚えて伝える
② 将来の話から逃げずに向き合う
- 結婚のタイミングや住む国について、正直な考えを共有する
- すぐに答えが出なくても「一緒に考えていこう」と伝える
③ マメな連絡で安心感を届ける
- 忙しい時ほど「今日は遅くなるけど、ちゃんと連絡するね」と一言送る
- 既読スルーを放置しない
④ お互いの文化を尊重する
- 日本のやり方を押しつけず、「ベトナムではどう?」と聞いてみる
- 料理・行事・言葉など、相手の文化に興味を持つ
⑤ 価値観の違い=“敵”ではなく“学び”と捉える
- 意見が合わない時こそ、「じゃあ、どうすれば二人とも納得できる?」と話し合う
- 勝ち負けではなく、二人で新しい答えを作る感覚を大切にする
まとめ:違いを知れば知るほど、ベトナム女性との恋愛は楽しくなる
日本とベトナムでは、歴史も文化も環境も違います。
だからこそ、
- 家族の関わり方
- 結婚への温度感
- お金への考え方
- 連絡の頻度
- 伝統行事との距離感
など、恋愛観にもたくさんの違いがあります。
ですが、その違いを**「面倒くさい」と切り捨てるか**、
「新しい価値観を教えてもらえるチャンス」と捉えるかで、二人の未来は大きく変わります。
ベトナム女性は、
- 家族想いで
- 頑張り屋で
- パートナーのことをとても大切にする
という魅力にあふれています。
日本人男性が少しだけ歩み寄り、価値観の違いを理解しようとするだけで、
温かくて深い絆を育てていくことができます。
国際結婚を真剣に考えるなら、プロのサポートも選択肢に
「ベトナム女性と真剣に結婚を考えたい」
「でも自分だけで相手探しや価値観のすり合わせをするのは不安…」
そんな場合は、日越カップルに詳しい結婚相談所を利用するのも一つの方法です。
- ベトナム女性の恋愛観・結婚観を理解したうえでのマッチング
- 文化や価値観のギャップを事前に説明
- 交際中・プロポーズ・家族挨拶・ビザまでトータルでサポート
といったサポートがあれば、言葉や文化の違いに不安を感じている日本人男性でも、安心して一歩を踏み出せます。

